初の検証・弾き比べコーナーになります。
FenderのCustom shopのストラトキャスター3本を弾き比べてみました。
同じカスタムショップ製品であっても、完全に同じ環境で試奏したらどのように違ってくるのか確かめました。
検証・弾き比べに使用するギター
過去にこのブログで紹介させてもらった物になります。
左 Fender custom shop MBS 1963 Stratocaster Ultimate Relic by John cruz 2012
今回紹介するのはFender Custom Shop Master Built Series 1963 Stratocaster Ultimate Relic by John cruz 2012です。レンタル品です。究極[…]
中 Fender Custom Shop Master Built Series 1960 Stratocaster Relic by John cruz 2008
今回紹介するのはFender Custom Shop Master Built Series 1960 Stratocaster Relic by John cruz 2008です。ヘッド[…]
右 Fender custom shop Team built custom 1959 stratocaster Relic 2010
今回紹介するのはFender custom shop TBC 1959 stratocaster Relic 2010です。光栄堂楽器選定品の物となります。レンタル品です。全体的に凄まじいレリックです。[…]
左・中は同じビルダーのMBSジョンクルーズ製の物となります。右はTBCのギターでありますが、光栄堂選定品の物となります。
値段は左>中>>>>>>右くらいの価格があります。
具体的に言うと、新品価格ですと左と中はレリック加工の差が10万円ほど、中央と右では価格差2倍ほどあるのではないかと推測されます。(全て中古で購入していますので、正しい価格差は分かりかねます。その時期の相場感にもよります。)
リンクを張っておりますので各ギターの特徴等は割愛させてもらいます。
注意点
ギターのボリューム・トーンのつまみは全てフルテン、ピックアップは全てフロントに統一、アンプのイコライザー・ボリューム・ゲインのつまみも全て同一にしております。
また、使用した電源ケーブル、ギターシールド、スピーカーケーブルももちろん同一の物です。
弾き比べ
左のアルティメットレリックのジョンクルーズはローミッドががっつり出てくるタイプのギターですので、音が一番前へ出てくる、とても迫力のあるサウンドになります。
他の2本とも比較しても音圧・ボリューム感は一番あったのではないかと思います。つまみを一切弄っていないのですが、少し上げたのか?くらいのインパクトはありました。
中のレリックのジョンクルーズはミッドが出るタイプのギターでした。他の2本に比べると音の出方は割とフラットな印象があります。
左の物に比べるとややパワー感に関しては劣りますが、出力される音域はオールラウンダーなので、とても扱いやすいなという印象です。
右の光栄堂選定のTBCのギターはとてもハイファイなギターです。かなり軽快な音がします。
他の2本と比較しますと、パワー感はやや足りない印象ですが、それでもMBS製相手でも引けをとらないかなり鳴りの良いギターです。
正直、2倍ほどの価格差があるとは思えないです。同じTBC製の中でも上位の個体ではないかなと思います。
イコライザー・ボリューム・ゲインを同一条件で弾き比べをしているので個体差・キャラクターが生まれていますが、ちゃんとアンプのつまみを調整すれば、どれを使っても似たような音作りにはできそうだなという印象です。3本とも品質は抜群であると感じました。
結果
三本ともカスタムショップ製ですので、ものすごく良いギターなのは間違いないのですが、光栄堂選定品のTBCがMBSに匹敵するのではないか?と思えるくらい良いギターだったのは衝撃的でした。高ければ良いというものでもないですね。TBCの方が好きって方もいると思います。
MBSの2本ともキャラクターは大きく違えど、品質は間違いないですね。金額はTBCに比べたら圧倒的に高額ですが、やはりその分音・鳴りも保証されるなぁという印象です。
結論としまして
1.MBSのギターは高額であるが、品質・音・鳴りは保証されている
2.TBCの当たり個体はMBSに匹敵するくらい良い
3.光栄堂の楽器選定能力は凄い
4.ギターの音・鳴りの観点において、値段によって比例するわけでもない
5.同じビルダーのギターであっても似たようなキャラクターになるわけじゃない
と感じました。
基本的には製作されるランクの境界線は超えられるものではないと思いますが、それに迫るほどの当たり個体は実在しますね。
光栄堂選定品のギターはその辺の楽器店に売られているものより1ランク上のパフォーマンスが期待できると感じられます。