Xotic(エキゾチック) XSC-2 Super Heavy agedをレビューします。アメリカのギター・エフェクターメーカーです。スーパーヘヴィエイジドなので強烈なエイジド加工となっていますね。
特徴
Xotic(エキゾチック) XSC-2 Super Heavy agedです。アメリカのギター・エフェクターメーカーです。
Xoticとは?
USAのカリフォルニアにあるギター・ベース・エフェクターブランドです。エフェクターですとEP-Boosterが滅茶苦茶有名ですよね。
エフェクターはお手頃な価格帯で使い勝手いいものが多いですが、ギター・ベースについてはハイエンド帯の価格で販売されています。
USAの工房でハンドメイドされており、他社のメーカーの量産加工ラインとは違い、木材一つ一つのアコースティックの鳴りをチェックして、ネックやボディーに最も適した材を見分け、時間を惜しまずにスムーズで弾き心地のよい物を作り上げてます。
ラッカー塗装、ローステッドフレームメープルを使ったネック材、Xoticチーム自身でデザインされた、ハンドワウンドRaw Vintageピックアップが搭載されています。
エイジング加工技術も大変素晴らしく、Light, Medium, Heavy, Super Heavyの4種類のモデルがあります。
ラッカー塗装のフィニッシュのウェザーチェック、プラスティックと金属パーツのエイジングなど、一つ一つ時間と手間をかけて製作されています。
仕様について
ボディ材:アルダー
ネック材:ローステッドフレームメイプル
指板材:ローステッドフレームメイプル
指板R:9.5 Cシェイプ
フレット:Jescar Fret Wire /FW9685NS
ナット:Pure Bone
ピックアップ:Rae Vintage RV-50+RV-PAF F-Space Coverd S-S-H
こちらはストラトキャスターモデルです。ピックアップがS-S-Hになっているちょっと珍しいタイプ。
強烈なエイジング加工でルックスも完璧ですね。
ギターの音・鳴り
ヴィンテージライクでもモダンライクでもない、そのちょうど中間の音色が出るギターサウンドです。
木材の選定もしっかりされているので、ギター本体の鳴りも問題なく良いですね。
ボディからしっかり伝わってきて弾いていて気持ち良いです。
音の帯域としては若干ハイよりのギターサウンドでしょうか。
リアにはハムバッカーが搭載されているのでハイファイながらもパワフルなサウンドとなっています。
音の分離も良いですし、音圧もそこそこ出てくれるので大変使いやすいギターかなと思います。
ハンドメイドのハイエンドギターはヴィンテージかモダンかどちらかに振り切れていることが多いんですけど、こちらは本当にその間なのでオールラウンダーなギターかと思います。
ネックはCシェイプの9.5ラジアスで太さもちょうどよく、グリップ感も非常に良く弾きやすさ抜群ですね。
同価格帯のギターと比較してもこちらはかなり優秀な部類じゃないかなと思います。
同モデルのギターをもう一本弾いたことがあるのですが、個体差もほとんどなく、安心して買えるギターですね。 これ一本でなんでもこなせそうです。
総評
ヴィンテージライクでもモダンライクでもない、その中間のサウンドが出るオールラウンダーなギターです。
ギター本体の鳴りも良いですし、音の分離、弾きやすさどれをとってもかなり優秀ですね。優等生なギターだと思います。
良く言うとこれ一本で何でもこなせる安心安定のギター、悪く言うと特徴がなく尖ったギターサウンドではないですね。
個体差もほとんどなく、同価格帯のギターと比較しても優秀な部類のギターですので、安心して買うことができますね。
癖のあるサウンドが好きな方にはあまりおすすめはできないです。
シンプルにいい音を出したい、いろんな個体を弾き比べられる環境がない方にはとりあえずこれを買えばまず失敗することはないんじゃないかなと思います。無難にいいものをチョイスしたい方にはおすすめです。
やはりエイジング加工が滅茶苦茶カッコイイですね。スーパーヘヴィエイジドというだけあって圧巻のルックスですね。
ピックアップがS-S-Sのスタンダードなモデルが欲しい方はXS Seriesというモデルがあるのでそちらを買えば良いと思います。