今回紹介するのはFender custom shop TBC 1959 stratocaster Relic 2010です。光栄堂楽器選定品の物となります。レンタル品です。全体的に凄まじいレリックです。
特徴
フェンダーのカスタムショップのチームビルトカスタムのストラトキャスターになります。
チームビルトカスタムはカタログモデル以外でのカスタムショップへオーダーした物となります。
木材もハンドセレクトのようで軽い物を採用されていますね。こちらのギターの重量は3.3kgほどしかありません。
チームビルトとは
チームビルトはマスタービルダー監修の下、複数人のチームで製作されたものになります。
将来的にマスタービルダーに出世する職人が製作しているので間違いない物が出来上がってきます。
マスタービルダー製は製作するマスタービルダーの癖が出てきてしまうので、チームビルト製を好まれる方も多いと聞きます。
各パーツを作っている職人が違いますからね。
木材のグレードやパーツ、カラーリングなど数々のオプションから、好きな仕様を選んでオーダーすることができます。
完成するまで結構時間がかかりますが。
このギターは光栄堂楽器選定品のギターです。
光栄堂とは
光栄堂楽器は北海道の小樽にある楽器屋です。
ここの楽器屋の凄い所は楽器の仕入れ方です。メーカーから仕入れる際は何十、何百もの楽器を弾き倒し、そこから鳴りの良い当たり個体のみを選定しています。
光栄堂楽器の店長さんのブログを見ている限り、当たり個体は5~10%ほどみたいですね(山ほどのギターから選定している写真が貼っているので見てるだけで楽しいです)。
勝ち抜いた楽器にのみselected by KOEIDOの称号がつけられ店頭にならびます。
代わりに人件費・交通費がなかなかかかってしまうようでお値段も他の店舗よりは多少割高ですね。
ギターの音・鳴り
ハイファイで攻撃的なサウンドのストラトキャスターです。
初めて光栄堂選定品を弾かせてもらいましたが、文句なしの良い音ですね。
下手するとマスタービルダー製まで匹敵するのではないか?くらいの鳴りです。
楽器全体で鳴るのが伝わってきます。
チームビルト製のストラトではこれが一番鳴りが良かったです。流石は光栄堂選定品。
ネックも太くもなく細くもなく弾きやすいです。どんな人でもフィットするCシェイプのグリップになっています。
Radiusも9.5とバランスのいい指板。
音はかなりハイファイな印象がします。フロントにしているのにハイがガンガン飛んでくる感じですね。
音の主張がとても激しいです。ギターが3.3kgほどしかないのでそれが影響しているのではないかと思います。
総評
マスタービルダーではなく、チームビルトのギターでしたが、本当に素晴らしいギターだと思います。当たり個体はこういうことをいうのかと打ちのめされました。
光栄堂楽器の店長さん曰く同じモデルのギターの中でもバラバラのレベルの物が存在するわけでもなく、突如凄まじく鳴る物が5~10%ほどで出現するみたいですね。
自力で1割にも満たない物を楽器屋を巡って探しに回るのはかなりの労力ですね。楽器屋の環境も違ってきますのでかなり困難だと思います。
当たり個体は欲しい方は通販で光栄堂楽器から買ってみるのも良いかもしれません。信頼度は高いです。
入荷したらすぐ売れてしまうモデルもあるのでHPをちょくちょくチェックしに行かれるのが良いかと。