【大阪発のギターメーカー】Infinite Trad T Heavy aged レビュー

Infinite(インフィニット) Trad T Heavy agedをレビューします。大阪発のギターメーカーです。ヘヴィエイジドなのでルックスもカッコよい仕上がりですね。

スポンサードサーチ

特徴

Infinite(インフィニット) Trad T Heavy agedとなります。大阪発のオリジナルギターメーカーです。

大阪のギターリペア店ハイエンドミュージックの職人が作り出すハイエンドギターとなります。

Infiniteとは?

ハイエンドミュージックではギター・ベースのリペアを中心に行ってきました。その中で良い楽器とは何か、良い音とは何か、鳴りとは何か。そのすべての答えを導き出したのがInfiniteブランドで展開する楽器です。

最高の木材を使って製作することは大手ギターメーカーと違って小規模の工房では非常に困難でかつ、安定供給することも非常に困難です。

Infiniteは原点に立ち返り、木工技術、組み込み技術、またアイデアでカバーできないかと研究開発を行いました。

小菊ロジック、指板とネックの独自接着は従来のギター製作では用いられていない工法です。

新たな工法が良いとは言えないですが、トーンへの影響がありハードな使用にも耐えうる剛性もあります。

トラスロッドの仕込み一つもCNCルーターにて削り出したロッド溝、ロッドを仕込んでからの蓋もCNCで作成しており密着度の高い接着により隙間なく仕込まれたトラスロッドは効きもよく、強度も優れています。

技術部分への原点回帰を行い、そこに現在考えうるアイデアを最大限に盛り込んだInfiniteのギターは最高のギターであり続けます。

仕様について

ボディ材:1Pアッシュ

ネック材:メイプル

指板材:メイプル

指板R:10-14R コンパウンドラジアス Cシェイプ

フレット数:22フレット

スケール:648mm

フレット:jescar 55090-Sステンレス

ナット:牛骨

ピックアップ:Asher/Sweet T Set

重量:3.4kg

Buzz Feiten Tuning System搭載

こちらはテレキャスターモデルです。他にもST(ストラトキャスター)、JM(ジャズマスター)タイプが販売されております。

注目すべきはピックアップです。通常、Infiniteではベアナックルが搭載されていることが多いのですが、こちらはAsher/Sweet T Set。 Bill Asherという職人の手巻きピックアップとなります。当方もこのピックアップが搭載されたギターは初めて弾きました。

一体どんなサウンドなのか・・・・。    

ギターの音・鳴り

滅茶苦茶音圧があり、パワフルでモダンなサウンドです。とにかくパンチが凄まじい。その辺のギターではこの音圧は出ないのでは?

フェンダーカスタムショップのテレキャスターもたくさん弾いてきましたが、ここまでパワフルなのは初めてです。まさに音圧お化け。

やはり搭載しているピックアップの影響が大きいのでしょう。Asher/Sweet T Setを使えればとりあえずパワフルでカッコいいサウンドに仕上がる、そんなイメージですね。

ミッドローの主張が強いです。ロックなサウンドですね。これを使うならガンガン前に出てくるような音でリードギターとして使いたいところですね。

ギターとしての鳴りはそこそこです。可もなく不可もなく。それなりに鳴ってくれます。やはりここは木材の選定の影響があるかもしれないですね。

大手ギターメーカーのハイエンドの物は木材の選定から完璧に仕上げてくるので本体の鳴りが凄まじいのですが、Infiniteは抜群に鳴るというわけでもないです。

ネックは薄いCシェイプで作られているのでグリップ感はかなり良いですね。滅茶苦茶弾きやすいです。ちょうどいい太さですね。

フェンダーカスタムショップのギターとブラインドテストをしたのですが、Infiniteはハッキリとわかりますね。音がガンガン前へ飛んできてくれるので弾いてて気持ちがいいです。

枯れたようなヴィンテージサウンドとは正反対ですね。もう新しくできたギターの音って感じです。

スポンサードサーチ

総評

正直、そんなに期待していなかったのですが、これは期待を大きく裏切ってくれました。

音圧・パワーが抜群にあってガツンと抜けてきてくれるサウンドです。

ギターの鳴りも悪くありませんし、薄目のCシェイプの太さもちょうどよく、滅茶苦茶弾きやすいです。

ギターの作りもかなりしっかりしていますしね。

ヴィンテージよりの枯れたサウンドとは全く正反対のモダンサウンドとなっています。新しいギターのサウンドが欲しい人はInfiniteがハマると思います。

枯れたサウンドが欲しい人はやっぱりヴィンテージギターかフェンダーカスタムショップを弾き漁るのが良さそうです。

音の主張がとにかく強いので、バッキングギターで使用するより、リードギターで使用することをおすすめします。

ヘヴィエイジドのルックスも抜群にカッコいいのでステージ映えもしますしね。

コストパフォーマンスはかなり高いギターだと思いました。予算があまり確保できないけどいい音のするギターが欲しい人にはInfiniteをおすすめします。

 

 

スポンサードサーチ