【王道Marshall】VeroCity Effects Pedals JMP-LA レビュー

VeroCity(ベロシティ) Effects Pedals VeroCity Effects Pedals JMP-LAをレビューします。定番のアンプシミュレーターペダルになってきました。当ブログでももうお馴染みですね。

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特徴

日本のエフェクターブランド VeroCity Effects Pedals JMP-LAです。

このペダルは80’sにL.Aで改造されたMarshall JMP2203をエミュレートされたモデルになります。

このブランドは「VIGILANTE 」のギタリスト、レコーディングエンジニア、プロデューサー等、様々な顔を持つ大本浩史氏を中心に立ち上げられました。

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Verocityペダルの特徴

ブランド名の由来にもなったVero Boardを用い、真空管をFETに置き換え、アンプの回路をコンパクトエフェクターのサイズで再現されているのがVerocityペダルの特徴ですね。

徹底的に厳選されたパーツをBELDENワイヤーと高品位なドイツ製WBT銀ハンダを用いて丁寧にハンドメイドで組み上げられています。

量産品では通常使われないパーツをふんだんに使用されているとのこと。

ですので、大量生産することはできないようで全て受注生産となっています。

新品で入手するのがとても大変ですね。 注文してから数か月かかるようなので。

そのおかげで中古相場の価格が非常に安定しているので暴落とかはないかと思います。 安心して保有できます。

もう一つのVerocityペダルの特徴としてはアウトプットジャックの通常の挿し方でアンプのクリーンチャンネルに接続することが可能となり、半挿しにすることでギターアンプのRETURNに接続できるようなインピーダンス変更を可能となっているところ。

つまり、普通に挿せば通常通りの歪みエフェクターペダルとして使用可能。

半挿しであればリターンに回すことでプリアンプとして使用することが可能となります。 汎用性が非常に高いですね。

入力ジャックを抜き去るとミュートがかかるのでアンプやスピーカーにダメージはかからないです。トラブルが起きても安心ですね。 

 

 

こちらはMarshall JMP-LAをエミュレートされたペダルです。

現代のハイゲインアンプに比べ絶妙に引き上げられたmodifyにより改造マーシャル特有のshredに適したmidレンジを持つストレートなサウンドが特徴とのこと。

コントロールは左上からTREBLE、MIDLLE、BASSのスタンダードな物と2段目にMASTER、PREAMPとなっております。

MASTERはマスターボリュームなので音量調整、PREAMPは歪みの深さを調整します。言うなればGAINってことですね。

中央のつまみはMid Rangeトーン全体の中域の調整ができます。このつまみは左、左上、上、右上、右の5段階で調整できます。

通常のつまみのコントロールの感じではないですね。右に回すほど中域のレンジが広くなります。

エフェクターの音作りについて

迫力があって太く、出力が凄いパンチのある王道のマーシャルサウンドです。

かなりハイゲインのディストーションサウンドが特徴的ですね。 音量を稼ぐ性能は圧倒的に高く、ここまで出力上げたら全部飲み込んでしまうほどの爆音なってしまうだろってくらい音量をデカくすることができます。

正直、今までの歪みエフェクターでは過去一争えるくらいの音量を稼げます。本当に凄まじいです。

各つまみの可変域はかなり狭く、微調整レベルでしかトーンの調整をすることができません。

中央のMid Rangeトーンのコントロールで5種類の音色の中から音を決定するって言う感じです。 なので、音作りの幅は凄く狭いです。

ただ、決め打ちで音が作れてしまうのでどうあがいてもカッコいい王道のマーシャルサウンドになります。

適当なセッティングしててもカッコいい音になります。というか、その音になるしかないっていう。ある意味滅茶苦茶使いやすいです。

初期のオアシスのような王道ど真ん中のストレートなマーシャルサウンドになります。それ以外の音は何も作れません。

TREBLEですが、こちらは10時でフラットです。MIN~10時まではかなり効きがいいです。絞ればがっつりTREBLEをカットできます。12時くらいで十分なくらいのブライトで明るいサウンド。そこから緩やかに高域が煌びやかになっていきます。このつまみはスタンダードなマーシャルアンプのTREBLEと感覚は似てるかも。

MIDDLEですが、こちらは12時でフラットです。絞っても上げてもあんまりトーンは変化しません。かなり微量に変化する程度です。MINからMAXにしても本当に微量。基本中央のスイッチでミドルコントロールしてこちらのつまみで微調整するような使い方なのでしょう。

BASSですが、こちらも12時でフラットです。これもMIDDLEのつまみ同様、あまり変化しません。これもかなり微量に変化する程度です。故にローに主張のあるサウンドは作れないですね。

MASTERのつまみですが、9時でフラットです。圧倒的にボリュームのレンジが広く、10時の段階で少しでかいな・・・って思うくらいです。途中で音量が限界を迎えることはなく、MAXまでつまみを上げていくたび音量はガンガン稼げます。本当にえげつない爆音になります。

PREAMPのつまみですが、10時でフラットです。8時程度でクランチサウンドは作れるには作れますが、粘りもハリもない情けないクランチサウンドなので、そういう使い方には全く合いません。9時程度でオーバードライブサウンド、10時でちょっと歪みの増したオーバードライブ、12時で完全なディストーションサウンドです。12時以降は緩やかに歪みが増していきます。

中央のMid Rangeスイッチで音色がほぼ決定します。いかんせん、トーンのつまみはTREBLEくらいしか機能していないですからね。左にするとミドルが抑えられたサウンド、上でちょうどいいバランスのいいサウンド、右でブライトな明るいサウンド、左上と右上はその間の音です。このスイッチでも極端に音が急激に変わるようなことはなく、音の方向性はそのままに音の主張を変更するようなイメージです。

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総評

音量をガンガン稼げるハイゲインで迫力がある王道ど真ん中のマーシャルサウンドです。

音作りの幅はかなり狭いですが、悪い音になりようがない決め打ちの歪みエフェクターですね。

ド直球のディストーションのマーシャルサウンドが好きであれば滅茶苦茶使える歪みエフェクターだと思います。

何してもいい音になりますからね。 色んな音が作りたい人には不向きですね。

リードパートでガンガン前に音を出して弾きたい人向けですね。バッキングパートに使うにはうるさすぎます。

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