【クリアなエフェクト】TC ELECTRONIC Flashback X4 Delay レビュー

TC ELECTRONIC Flashback X4 Delayをレビューします。定番のディレイペダルですね。

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特徴

TC ELECTRONIC Flashback X4 Delayです。

大型のデジタルディレイペダルの走りではないかなと思います。

12種類のディレイ音とTC ELECTRONICではお馴染みのTonePrintスロットを4つで合計16種類のディレイ音を選択できます。

そして、下部に3種類のプリセットスイッチがついているので、作っておいた音をすぐ呼び出して使うことができます。

曲のテンポに合わせてスイッチを踏むとディレイタイムが設定できるタップテンポ機能も搭載。

ディレイ音の符割も中央のセレクタースイッチでコントロールが可能です。

四分、付点八分、四分+付点八分のデュアルの3種類の切り替えが可能です。

ディレイだけでなく、ルーパーも搭載されているのでなんでもござれの多機能ディレイペダルとなっております。

ルーパーモードは最大40秒録音することが可能です。

別売りのエクスプレッションペダルを接続すると、ディレイタイム、フィードバックレベル、ディレイレベルをペダルでコントロールすることが可能。

MIDI端子もあるので、プログラマブル・スイッチャーを使ってる人も安心して使えますね。

USB端子でPCとつないでTonePrintを転送することができます。

左上のつまみでディレイエフェクトのセッティングができます。

TAPE:テープエコーのエフェクトになります。

TUBE:古いチューブのテープエコーのエフェクトになります。ディレイ成分に微量な歪み成分が加わって一段ウォームなサウンドに仕上がります。

SPACE:代表的なテープエコーのあのサウンドの質感になります。SPACE Echoですね。

ANALOG:アナログディレイのサウンドになります。

ANALOG W/MOD :上記のサウンドにモジュレーション効果を付加します。

REVERSE:弾いた音を逆再生してくれるディレイ音です。FEEDBACKノブを下げ切るとリバースディレイ音だけ残ります。

DYNAMIC:演奏中はディレイ音を下げて、演奏が止まればディレイ音を上げてくれるサウンドです。

2290:名機TC2290のサウンドを再現してくれます。ラック型のディレイエフェクターを再現してくれるのは嬉しいですね。

2290 W/MOD:上位のサウンドにモジュレーション効果を付加します。

SLAP:スラップエコーのエフェクトになります。

LOFI:ダーティなローファイサウンドに仕上がります。

PING PONG:ディレイ音をスピーカーの左右に飛ばします。(ステレオにしないといけませんが) その他のつまみでディレイ音をセッティングできます。

DELAY TIME:ディレイタイムのセッティングができます。20ms~7000msまで可能。かなり範囲が広いですね。

FEEDBACK:ディレイのリピートタイムを増やします。

DELAY LEVEL:ディレイ音の音量をコントロールできます。

LOOPER LEVEL:ルーパーの音量をコントロールできます。

作った音はA,B,Cのフットスイッチを長押しして保存することができます。記憶したらスイッチを一発踏むとその音を呼び出すことができます。

エフェクターの音作りについて

デジタルディレイに相応しい、美しく解像度の高いディレイサウンドが特徴的な多機能ディレイペダルです。

やっぱりデジタルディレイは音が綺麗ですね。2290のモードがスタンダードな状態ですが、音が分離して綺麗なディレイ音です。

ただ、最近発売された高価格帯のデジタルディレイペダルの解像度にはやっぱり負けます。それでもこれだけ綺麗であれば十分かなと思います。

悪く言うと、少々デジタル臭い音ですが、他のTAPEモードやANALOGモードで解像度が若干落ちた状態のディレイ音も作れるので多種多様です。

別で販売されているテープエコーやアナログディレイのモデルと比べるとそれでもほんのり綺麗な音ですけどね。

まぁそれはデジタルペダルなので仕方ない。 ちょっとぼんやりしたディレイが好みな人はそもそもデジタルディレイを選択することはないかと思うので、特に不満な所はないですね。

ダイナミックディレイの独特な感じや、リバースディレイも面白いですね。

リバースディレイはフィードバックとディレイタイムを長めにセッティングするとかなり幻想的なサウンドに仕上がります。

何弾いてるかわからないくらいに笑 これだけ色んなセッティングができるので3種類のプリセットスイッチが搭載されているのは本当に優秀。というか3つでも足りなくないですか?

これをコンパクトにしたプリセットのないモデルもあります。

created by Rinker
ティーシーエレクトロニック(Tc Electronic)

今は第二世代になってますね。少し仕様が違うようです。 ディレイ音を作るコントロールも豊富でいろんなサウンドが作れます。本当に便利。

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総評

高価格帯デジタルディレイまでの領域までにはたどり着かないものの、美しく解像度の高いディレイサウンドが特徴的な多機能ディレイペダルです。

この価格帯でこれだけの音と機能性があるのなら大満足ですね。文句なしに良いディレイペダルでしょう。

もっとバキバキの高解像度のディレイサウンドを求めるのであれば最高級のデジタルディレイペダルを買う方がいいです。

逆にぼんやりとしたディレイサウンドでいいんだよなって人はお手頃価格のアナログディレイでいいです。

これ1台でいろんなディレイサウンドを作って保存してすぐさま呼び出せるのが心強いポイントです。

ついでにルーパーもありますしね。

ディレイタイムの具体的な数値が表記されてあるともっとよかったですね。感覚的に扱うしかなさそうです。

ただ一つ問題があるとすればデカイし重たい。

いや、しょうがないんですけどね。でかいのはしょうがない。としてもかなり重量感があります。

ボードにこれ1台増やすだけで凄く重たく感じます。

ちょっとうんざりしますね笑

今はこの型番の次世代のディレイペダルになっているようですね。少し値段が高い・・・。

これは本当に安くておすすめだったんですけど残念。中古でならまだ残ってるかも。

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