電源ケーブルで音が変わるのかという説明は前回記事のアンプ・エフェクターの 電源ケーブルを交換すべき理由！音が劇的に変わるぞ！で説明したとおりです。その中でもスーパーハイエンドの電源ケーブルでの変化量はミドルクラスの電源ケーブルとは圧倒的な差があります。音作りの概念を変えてしまうレベルです。このページではそれを解説したいと思います。
スーパーハイエンド電源ケーブルについて
ハイエンドオーディオメーカーが作成する電源ケーブルの中でもフラグシップ（最上位機種）クラスの電源ケーブルをスーパーハイエンド電源ケーブルと私は呼ぶことにしています。
価格帯は数十万レベル以上です。ハイエンドギター買えるレベルの金額ですね。
こういった電源ケーブルはハイエンドオーディオメーカーが自信を持って最高だと言えるレベルの物で、価格も常識を逸脱した金額で販売されます。
ケーブルの材質、構造も通常の電源ケーブルとは段違いの物です。芯線に不純物がなく純銅が使われていて、さらに高品質な物であったりとか、導体を守るシース・ジャケットを何重にも覆われていて徹底的に外部からのノイズ・雑音をカットしている物が大半です。
電気をアンプ・エフェクターまで伝送するのにいかにロスしないか、ノイズが乗らないかを徹底的に検証・研究されています。
スーパーハイエンド電源ケーブルの性能について
ミドルクラスの電源ケーブルとはもちろんですが、性能は段違いなものになっています。アンプ・エフェクターの付属品の電源ケーブルとは誰が聴いてもわかるレベルで格が違います。具体的にどうなるのか説明したいと思います。
1.アンプ起動時の電源ノイズ音が「無」になる
通常、アンプのスイッチをＯＮにすると「ジジジジ」といったノイズ音出てしまうのは当たり前ですよね。ミドルクラスの電源ケーブルに交換しても軽減されるだけでやはり残ってしまいます。スーパーハイエンド電源ケーブルクラスのものに交換すると「アンプこれ本当にスイッチ入ってる？」くらいまでノイズ音が軽減されます。ほとんど気にならないレベル、ノイズ対策は完璧な電源ケーブルになると「無」になるまで追い込めます。
2.純粋にエフェクター・アンプで歪ませることができる
アンプの性質上、ノイズが混在された状態で音を増幅させるとどうしても歪みます。これは避けられないのですが、スーパーハイエンド電源ケーブルと交換すると純粋に音を増幅させることができるので歪みにくくなります。
例えば、マーシャルアンプは一般的にクリーンチャンネルでもボリュームを上げると若干歪んだサウンドになりますが、フェンダーアンプなのか？というくらい綺麗なクリーンサウンドのままで音量を上げることができます。
その状態クリーンな状態でアンプの歪み・エフェクターの歪みを足せることになるので根本的な音の歪み方が変わります。十分に歪んだサウンドなのにバンドアンサンブルに埋もれたり、音の芯が細くなったりすることがなくなるので音作りがしやすくなります。
3.空間系エフェクターの性能が1ランクアップする
空間系のエフェクターの性能が良くなるって聞かされても本当に信じがたいかと思われますが、いくつか検証しましたが明らかに音質が良くなります。
例えばディレイペダルだと、電源ケーブルによって原音の音質が良くなるのは当たり前ですが、ディレイ音まで音の曇りがなくなり、綺麗なディレイ音に生まれ変わります。くっきり聴こえてくるのでハイエンドディレイペダルでも使っているのか？と錯覚するくらいです。
フランジャー・トレモロ・リバーブといったエフェクトでも基本的に同じです。
4.本来聴こえてこなかった音まで聴こえてくるようになる
通常の電源ケーブルでは聴こえてこない音まで聴こえてくるようになります。本来のギターの音はこういう音がするんだなと思うようになります。ギターの性能を100%実力を発揮したいのであれば電源ケーブルの交換は必須だと考えています。
スーパーハイエンド電源ケーブルのおすすめ
ESOTERIC 7N-PC9900 MEXCEL
ESOTERIC 7N-PC9900 MEXCEL 総合評価9点
ESOTERIC社のフラグシップモデルです。
色々電源ケーブルを試してみましたが、基本的にこれ使っておけば満足しないなんてことはないんじゃないか？思えるくらい素晴らしい電源ケーブルです。全てにおいての性能が高水準で音に癖がなく使いやすいです。どんなジャンルの音楽にも対応できるかと思います。
アンプ・エフェクターの電源を両方こちらに変えても良いと考えています。
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Siltech Triple Crown
Siltech Triple Crown 総合評価8点
Siltech社のフラグシップモデルです。
私が初めて体験したスーパーハイエンド電源ケーブルです。初見は本当に衝撃を受けました。ここまで音が変わるのかと。
こちらは圧倒的な音圧・パワー感にしてくれるロックな電源ケーブルです。フェンダージャパンのギターであってもフェンダーカスタムショップクラスの音質になるんじゃないか？と思えるくらい凄まじい電源ケーブルですね。
こちらはアンプに採用したい電源ケーブルです。
Siltech Triple Crown 電源ケーブルをレビューします。もうどこのメーカーだよって突っこみが聞こえる・・・。こちらもオーディオ界隈では有名なメーカーのようです。特徴Siltech社の電源ケーブルTripl[…]
BMI OCEANIC STATEMENT
BMI OCEANIC STATEMENT Classic Gold 総合評価8点
BMI OCEANIC STATEMENT Evolution Rhodium 総合評価8点
BMI社のフラグシップモデルになります。
オーディオ電源ケーブルをレビューされているブロガーの間でも最高評価されている凄い電源ケーブルです。
こちらは圧倒的解像度・音の分離感を誇る電源ケーブルになります。聴こえてこない音が聴こえてくる系の代表格です。
こちらは是非エフェクターボードに採用してエフェクターの性能をあげてやりたいですね。
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まだまだある！ハイエンド電源ケーブルメーカー
ここのブログで紹介しているメーカー以外にもまだまだ存在します。少し紹介します。将来的には試してみたい電源ケーブル群です。
NBS Cable
NBS公式HPより
社名の由来はNothing but signalという絶対悪い信号は伝送させないという強い信念が見られますね笑。
ケーブルの性能がいいのは当たり前として、特徴的なのはローの帯域が凄まじいとのことです。
CRYSTAL CABLE
CRYSTAL CABLE公式HPより
Siltech社とは姉妹会社となります。Siltechの社長の奥さんがCEOとのことです。
不純物を完全に排除した純粋な銀導体を採用しているとのこと。
さぞかし凄まじい音の変化なのでしょうね。
TRANSPARENT AUDIO
TRANSPARENT AUDIO 公式HPより
USAのオーディオメーカーの重鎮となっています。
こちらの音色もオールラウンダー系となっているようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。バンドマンにはほとんど無縁だったメーカー群だったかと思います。
本来はオーディオアンプに使用するものですが、ギター・ベースアンプに使ってみたらとんでもない変化があったので当ブログではこういった電源ケーブルも紹介しています。
結論としましては
付属品にはもう戻れなくなるレベルの音質向上！ギター買い替えるよりも音質向上が期待できるかも？
ハイエンドギターが買えるくらい値段が高い・・・。
です。すでにハイエンドギターを使用されている方で金銭的に余裕があれば電源ケーブルに金を投資してみても良いかと思います。ハイエンドギターサウンドの向こう側の音が体験できますよ。