【音質向上】OYAIDE DC-3398 LL レビューと通常のDCケーブル・アダプターとの比較

OYAIDE(オヤイデ電気) DC-3398 LL レビューします。コンパクトエフェクター用のオヤイデ電気のDCケーブルです。エフェクターボードに拘りのある方々が採用しているのをよく見かけますね。

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特徴

OYAIDE(オヤイデ電気) DC-3398 LLです。

パワーサプライ~コンパクトエフェクター間の電源ケーブルに使用します。

基本的にパワーサプライに付属してくるDCケーブルを使用している方が多いと思いますが、DC-3398を使用すると音抜け、解像度が向上、ヘッドルームの広さが改善する効果が見込めます。

こちらも精密導体102 SSCを採用しており、現在BLACKMAMBA-α V2をはじめ、オヤイデ/NEOともに主要製品で採用されている導体で、高解像度、広レンジかつフラットな表現が特徴です。

電源ケーブルの方でも採用されていましたね。

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102 SSC導体を、耐熱150℃のアメリカのUL規格AWMstyle3398に準拠、許容電流6Aの”3398”のAWG18サイズ(0.75sq)を使用してつくられた、エフェクター用のDCパワーケーブルが「DC-3398 LL」です。

また「DC-3398 LL」の特徴であるツイスト構造は、耐ノイズ性能と音抜けの良さの両立を可能にしています。

いわゆるツイストペアケーブルです。ノイズ対策によく用いられている技術ですね。

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ケーブルの音質・評価について

メインの電源ケーブル・パワーサプライを交換した際の効果よりは小さいですが、しっかり音質向上しているのが分かります。

主な効果としては

ノイズの軽減、解像度向上により音がクリアになる、ヘッドルームが広くなる、高域が出るようになる

等の効果ははっきりとわかりました。

これ単体で音を聴くと本当に音質改善されているのかどうか疑いがあったので、通常のDCケーブル及びアダプターで比較しました。

左からDV9Vの電源アダプター(Strymonのエフェクターに付属している物)、DCケーブル(フリーザトーンのPT5D購入時に付属してきた物)、DC-3398です。

私のエフェクターボードにそれぞれケーブルを差し替えて音を出し、比較をしてみました。

通常のDCケーブルの音質

右上のオーバードライブペダル、ランドグラフDODのDCケーブルを通常のDCケーブルと差し替えて音を出しました。

スタンダードな音ですね。DC-3398の音を知ってしまうとやはり物足りない。

音がぼんやりする、若干コンプレッションがかかる、トーンレンジが狭くなりモコモコとしたような音になりました。

といっても、メインの電源ケーブルを変えた時の変化量に比べるとかなり微量です。

通常のアダプターの音質

右上のオーバードライブペダル、ランドグラフDODのDCケーブルを通常の電源アダプターに差し替えて音を出しました。

これは案外悪くないですね。先ほどの通常のDCケーブルを使用するよりは全然良いパフォーマンスです。

音の解像度が向上、トーンレンジが広くなり高域が出るようになる、ヘッドルームの改善

が見込めました。

DC-3398でなく、これを採用しても問題はないクオリティ。ただ、嵩張りますけどね。

DC-3398の音質

右上のオーバードライブペダル、ランドグラフDODのDCケーブルをDC-3398に差し替えて音を出しました。

通常のDCケーブルと比較すると明らかに音質が向上されています。

ノイズの軽減、解像度向上により音がクリアになる、ヘッドルームが広くなる、高域が出るようになる

にはなりますが、電源アダプターでの運用と比較するとそこまで大差は感じられないかな?といった印象。

電源アダプターの方が音にパンチが出るかわりにノイズ量もそれに比例して強くなるイメージですね。音が増幅されているのでそりゃそうかって感じですけど。

DC-3398はシンプルに音質が向上されますね。ノイズ乗りも軽減しますし、悪くはならないです。

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総評

音質をシンプルに底上げしてくれるDCケーブルです。メインの電源ケーブル・パワーサプライを交換するより変化量は僅かですが、やはりDCケーブルでも音はよくなることは確かです。

パワーサプライに付属してくるような安価なDCケーブルはやはり良くないですね。メインで使用するものではないかなと思います。あくまで製品の動作確認のためにおまけとしてつけてくれる物っていう認識で良いかなと思います。

案外アダプター運用の音もよかったのが意外でした。どうしても場所を取って邪魔ですし、アダプターを買ってくるほうが高いのでDC-3398を使っておいていいかなとは思います。

まとめますと

ノイズの軽減、解像度向上により音がクリアになる、ヘッドルームが広くなる、高域が出るようになる

通常のDCケーブルと比較すると明らかに音が向上される。電源アダプターとの比較では大きく変化はない。

メインの電源ケーブル・パワーサプライを交換するよりは変化量は微量のため、優先度は低い

ボードが完成され、本当にこれ以上やることがなくなった、という方が最後に行き着くのがDCケーブルの交換なのかなと思います。

私は全てこのDC-3398に交換しています。べらぼうに高いケーブルでもないので、先に買っておいてもいいかもしれません。

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