VEMURAM(ベムラム)SHANKS ODS-1をレビューします。John Shanksプロデュースの第二作目です。
特徴
VEMURAM(ベムラム)SHANKS ODS-1です。
Jan rayやTSV808等で有名な国産ハイエンドエフェクターブランドですね。
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Bon Joviのプロデューサーとして有名なJohn Shanks(ジョン・シャンクス)氏プロデュースによって誕生したオーバードライブ・ペダルです。
多くのプロトタイプのODS-1を製作し、たくさんのテストに時間を費やし、やっと完成させたオーバードライブとディストーションの要素を絶妙なバランスで取り入れたトランスペアレントなオーバードライブペダルとのこと。
通常の歪みの使い方だけでなく、マイルドにチューブアンプをプッシュしたりだとか、ソロでゲインブーストをしたりとかの使い方でも良い塩梅が得られます。
こちらの商品も品薄で頻繁に品切れになりがちです。売っていたら確保しておいたほうが良いかもしれませんね。
エフェクターのつまみについて
LEVEL:音量を調整します。
GAIN:歪み量を調整します。
TONE:音色を調整します。
VEMURAM御用達の上部にトリマーがついています。 BASS:低域のブースト・カットが可能です。
SAT:真空管アンプで音量を上げた際に生じるサチュレーションのような響きを調整します。
エフェクターの音作りについて
骨太で分厚いハードなオーバードライブサウンドです。
かなりローの主張が強く、重たい印象ですね。
歪みの質感は分厚く、壁のようなサウンド。これでコードを一発鳴らすと滅茶苦茶圧のある音になりますね。かなりパワフルな音。
それでいてVEMURAM特有の高級感のある艶感は健在。
歪み量も十分にあり、ディストーション一歩手前のところまではがっつり歪ませることが可能です。
オーバードライブとディストーションの要素を絶妙なバランスで取り入れたって書いてますもんね。まさにその通りだと思います。
カッティングプレイ等には向かないペダルですね。ハードなコードリフが主体な曲にこれを使うとドンピシャだと思います。
ボンジョビのプロデューサーが監修されているのも納得ですね。本当にあんな感じの曲が好きな人向けです。
基本的にハイファイなギターで採用するとハマるかなと思います。ストラトとか。
ハムバッカー搭載のレスポール等にこれを使うとかなりローが回って籠り気味になりますね。
過去にこういうローの主張が強いVEMURAMのペダルがありましたね。Karenなんですけど・・・。
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これと若干トーンが似てる感じがします。
ミドルが若干抜けてて、ハイはそれなりって感じです。ちょっとドンシャリ気味なんですかね。
LEVELのつまみですが、11時でフラットです。若干音は大き目ですね。12時にするとバイパス時より気持ち持ち上がる感じです。8時にするとほとんど音が消え、9時くらいから少しずつ大きくなっていきます。12時以降は一定の間隔で音量が増えていきます。MAXにすると爆音ですね。十分なヘッドルームが確保されているかと思います。音を大き目にしておいて、ギターソロ時にONにしてもいいですね。
GAINのつまみですが、12時でフラットです。MINにしても若干歪みます。心地よいクランチサウンドになりますね。10時頃からオーバードライブくらいまで歪むようになり、そこからは緩やかに歪み量が上昇、15時を超えてくるとディストーション一歩手前のオーバードライブサウンドとなります。
ザクザクになるまでは歪まないちょうど良い塩梅ですね。オーバードライブに踏みとどまってくれる感じの音です。
TONEのつまみですが、14時でフラットです。12時にすると若干ロー寄りの音になりますね。左に回してハイカットしていく分については特に癖はないですが、右に回してハイを上げていく時については15時を超えてくると急激に持ち上がるようになります。MAXにするとキンキンですね。そもそものローが強い音なので、15時以降に設定するとちょっとドンシャリかな?といったサウンド。
トリマーのBASSのつまみですが、初期設定が12時でこの段階でもかなりのローがブーストされた状態。10時くらいまでちょっと下げてやるとかなりすっきりして使いやすい音になりました。ハムバッカータイプのギターで使うのであればここを下げてやれば籠ることのない音作りができました。
MINにするとローがかなりカットされてスカスカな音になるので注意。14時くらいでローの成分がブリブリ言い始め、MAXにするとファズなの?ってくらいブチブチになる音へ変化します。使える音は10時~14時程度ですかね。かなりレンジは広いです。
SATのつまみは他のVEMURAMのペダルの挙動とさほど変わりない感じですね。12時より下げればすっきりしてタイトな音に、12時より上げれば倍音・歪みが増していっていきます。上げすぎるとノイズが目立つようになりますので程々がいいですね。
総評
骨太でパワフルなローの主張が強い壁のような歪み感のハードなオーバードライブサウンドです。
流石はBON JOVIのプロデューサーだなって感じの音ですね。
あの年代のハードなコードリフで攻めてくるような曲にはかなりマッチするかと思います。ギターソロに使うのもいいですね。
汎用性はありそうでそんなにない・・・って印象でしょうか。セッティングも豊富で音作りの守備範囲は確かに広いんですけど、上記の使い方以外でやろうとするとこれより相応しいペダルがあるよなって思っちゃいますね。
高級感があってVEMURAM特有の独特な艶感もある良い音色のペダルであることには間違いはないです。
ただ、Jan Rayのような万人受けするタイプのペダルではなく、ハードロックな好きな人におすすめできるタイプのペダルですね。