【ローノイズ】FREE THE TONE PT-1D パワーサプライ レビュー

フリーザトーン パワーサプライ PT-1Dをレビューします。

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特徴

フリーザトーンのハイエンドパワーサプライです。大きなエフェクターボードを作成する際、最重要になってくるのが電源ですね。

AC100Vのコンセント端子が4つあります。そのうち1つはDCの電源アダプター供給に1つ使ってしまうので、実質3つ使えます。

上3つと横に1つですね。アダプターが必須なエフェクターも安心して使えます。

AC/DC端子合計の最大容量は6A/600Wと十分にあります。これだけあれば安心ですね。

ローノイズスタンダード端子DC9V(MAX100mA)6系統、DC9Vハイカレント出力端子(MAX300mA)2系統使うことができます。残念ながらアイソレート(独立)はされていないものの(こちらの後継機のPT-5Dはハイカレント出力端子のみアイソレートされています)、ローノイズスタンダード端子はノイズフィルターが2段階あるので、ノイズを大幅にカットできます。基本的にはローノイズスタンダード端子を使用し、デジタル物のエフェクターはハイカレント出力端子を使うことになります。

全ての端子にショートプロテクション回路(過電流保護回路)を経由していますので過電流が流れず、エフェクターを保護できますので安心です。

正確には出力電圧は9.8Vで送り出されるので、DCケーブルによる電圧降下が多少されていても9Vで電源供給できるので、安定してエフェクターを動かすことができます。

電源アダプターではなく、三心の電源ケーブルで動作します。これは嬉しいですね。別途高性能な電源ケーブルを買えばさらにノイズカット、音質の改善が見込めます。

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パワーサプライの使い心地、音質について

これは素晴らしいですね。安いパワーサプライからこちらに乗り換えたのですが、明らかに音質が改善されています。音痩せの改善、ノイズ軽減、解像度全てアップしました。歪みエフェクターが特に顕著に変化します。空間系のエフェクターのかかり具合も綺麗になりますね。

AC100Vコンセントが3つまで使えるのがうれしいです。AC100Vのアダプターでしか動かないエフェクター・スイッチャーをボードに搭載していても別で電源タップを用意しなくていいのが素晴らしい。DC12V、DC18V端子がないのがちょっとネックですが、電源アダプターでそれらのエフェクターも動かせるので特に問題はないかと思います。

デジタルのエフェクターはちょっと電気を食いがちですが、300mAまでならハイカレント端子で動かせるのでこれも嬉しいですね。strymonの大きいエフェクターは500mAなので動かせませんが、小さいタイプは250mAなので動かせますね。

こちらが私のボードですが、スイッチャーは電源アダプターで供給、VEMURAMのbudiは18Vに昇圧して電源アダプターで供給、strymonをハイカレント端子で供給、その他エフェクターはローノイズスタンダード端子で供給しています。

付属の3心電源ケーブルで動かせるのですが、これを別の良質な電源ケーブルに交換すると更なる音質改善が見込めます。

総評

特に言うことありません、素晴らしい製品だと思います。大型エフェクターボードを組む際に欲しい物が全て詰まってると思います。

エフェクターボードを組むのに最重要なのは電源だと考えています。ここはケチらずにこのランクの物をご購入をおすすめします。ここでケチると音痩せ、ノイズ、解像度の悪化の原因になります。

3心の電源ケーブルを使えるのがこれまた嬉しいですね。私はスーパーハイエンド電源ケーブルを使っていますが、さらに音が良くなりました。安いパワーサプライで供給した時とは別格の音質です。

現在はこちらは廃盤になりましたが、PT-5Dという後継機モデルが出ていますので安心です。こちらはハイカレント端子がアイソレートになり、500mAまで供給できるようになってます。DC端子の電源供給にアダプターを使うこともなくなったのでさらに音質がよくなっていることでしょう。

 

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