【究極のエイジド】Gibson Custom Shop Historic Collection 1959 Les Paul Reissue Hand Selected Ultra Aged 2018

今回紹介するのはGibson Custom Shop Historic Collection 1959 Les Paul Reissue Hand Selected Ultra Aged 2018です。ヘビィエイジドをさらにエイジド加工を施したウルトラエイジドです。凄まじいオーラです。

スポンサードサーチ

特徴

ギブソンカスタムショップ ヒストリックコレクション(通称ヒスコレ)レスポール1959ウルトラエイジド2018です。ハンドセレクト物になっています。

ハンドセレクトとは

ディーラー担当がナッシュビルにあるギブソン・カスタム・ファクトリーへ出向き、ボディ・トップ材(メイプル)を実際に見て、触って、確認して選ぶオーダー・システムとのことです。

ギブソンカスタムショップに集まる木材がそもそも良品なのですが、そこからさらに極上の物を選定していくので最高のギターが製作できます。 大量の木材がファクトリーにストックされているので、ハンドセレクトする作業は数日かかるようですね。

ハンドセレクト物は通常のギブソンカスタムショップ製より値段が割高になりますが、手間暇がかかっているのでそりゃそうなりますよねと言った具合。

その分、ギターの音にも反映されるわけですから割高であってもハンドセレクト物を購入する価値はあるかと思います。

Ultra Aged(ウルトラエイジド)について

Heavy Aged(ヘビィエイジド)を超えて更にエイジド加工を施した物となります。ボディの裏面を比較すると一目瞭然ですね。

ヘビィエイジド加工のレスポール

関連記事

今回紹介するのはGibson Custom shop Historic Collection 1959 Les Paul Reissue Hand-Selected Heavy Aged 2014です。[…]

ボディ中央にまで強烈なエイジド加工が施されています。存在感抜群ですね。滅茶苦茶オーラがあってカッコイイ仕上がりです。

ちなみにですが、ウルトラエイジドになるとハードケースにまでエイジド加工が施されているのが面白いです。ケースまでカッコいいです。

ハードケースがくたびれていて、金属部分が錆びていることがわかります。

ギターの仕様について

基本的な仕様はヒストリックコレクションに準じています。

ピックアップはCustom Bucker(カスタムバッカー)です。太く甘い音が特徴的ですね。

ネックは若干細めで軽いです。ギターの重心がボディに寄っています。これがどう音に影響するのでしょうか。

重量は4.0kg~4.1kg程度です。

ギターの音・鳴り

やはりハンドセレクト物のヒストリックコレクション、ギターの鳴りは良いです。ただ、私のメインである同じハンドセレクト物のヒスコレの方がよかったですね。これはまずまずといったところ。

音はかなりミッドローに重心が寄っています。滅茶苦茶ロックンロールな音がしますね。図太くて音圧があり、迫力があるザ・レスポールの音がします。

これはやはりボディに重心が寄っているからなのでしょうか。ピックアップがカスタムバッカーだからというのもあるでしょうが、それだけでこんなにパンチのある音になるとは思えないです。

その分、高域の出方があんまりよくないかなといった印象。ロックサウンドに特化していますね。ハードロックをするならこれを使いたいです。

総評

ヒスコレなので大きく外れはないですが、やはりキャラクターは全く異なってきますね。過去2本ギブソンヒスコレのエイジド物を紹介しましたが、こちらも独自のキャラクターを持っています。

ギターの重量も音にかなり影響を及ぼしていますね。重たくなると音域の重心がロー寄りになっていきますね。

こちらはかなりミッドロー寄りのロックなサウンドです。ハードロックに合いそうですが、それ以外のジャンルにはパワーが強すぎて合わないかもしれません。

エイジド加減でギターの音・鳴りにはそんなに影響しないかな?と感じました。ルックスの問題だけですね。ウルトラエイジドの見た目は滅茶苦茶カッコいいですね。

ヒスコレのレスポールをご購入の際はたくさん弾いて自分に合った物を選んであげてください。

スポンサードサーチ