【Diezelサウンド】VeroCity Effects Pedals VH34-Lead レビュー

VeroCity(ベロシティ) Effects Pedals VeroCity Effects Pedals VH34-Leadをレビューします。定番のアンプシミュレーターペダルになってきました。当ブログでももうお馴染みですね。

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特徴

日本のエフェクターブランドVeroCity Effects Pedals VeroCity Effects Pedals VH34-Leadです。

このペダルはDiezelのVH4の4ch部のハイゲインアンプのエミュレーターされたモデルになります。

このブランドは「VIGILANTE 」のギタリスト、レコーディングエンジニア、プロデューサー等、様々な顔を持つ大本浩史氏を中心に立ち上げられました。

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Verocityペダルの特徴

ブランド名の由来にもなったVero Boardを用い、真空管をFETに置き換え、アンプの回路をコンパクトエフェクターのサイズで再現されているのがVerocityペダルの特徴ですね。

徹底的に厳選されたパーツをBELDENワイヤーと高品位なドイツ製WBT銀ハンダを用いて丁寧にハンドメイドで組み上げられています。

量産品では通常使われないパーツをふんだんに使用されているとのこと。

ですので、大量生産することはできないようで全て受注生産となっています。

新品で入手するのがとても大変ですね。注文してから数か月かかるようなので。 そのおかげで中古相場の価格が非常に安定しているので暴落とかはないかと思います。

安心して保有できます。

もう一つのVerocityペダルの特徴としてはアウトプットジャックの通常の挿し方でアンプのクリーンチャンネルに接続することが可能となり、半挿しにすることでギターアンプのRETURNに接続できるようなインピーダンス変更を可能となっているところ。

つまり、普通に挿せば通常通りの歪みエフェクターペダルとして使用可能。 半挿しであればリターンに回すことでプリアンプとして使用することが可能となります。汎用性が非常に高いですね。

入力ジャックを抜き去るとミュートがかかるのでアンプやスピーカーにダメージはかからないです。トラブルが起きても安心ですね。  

こちらはDiezelのVH4の4ch部のハイゲインアンプのエミュレーターとなります。

通常は3ch部のエミュレーターも実装されているようです。この個体は4ch部のみです。

コントロールのつまみは左上からVolume、Gain、Treble、Middle、Bassとアンプに必要なものが一通りついてます。

スタンダードなコントロールですね。それ以外も特に変わったスイッチは搭載されていません。

エフェクターの音作りについて

ズンズンザクザクの非常に重たいハイゲインディストーションサウンドです。

DiezelのVH4の一番強い歪みが再現されています。DiezelからVH4アンプを再現した歪みエフェクターとかいくつが販売されていますが、それよりもDiezelの音って感じです。

FRIEDMANの時もそんな感じでしたもんね。FRIEDMANから出てる歪みエフェクターよりもFRIEDMANの音がしてるという笑

もう完全にメタルの音ですね。なにしてもそれにしかならないですけど、メタルをやるには絶品な音です。

音の傾向としてはメサブギーに似てますね。 ブリッジミュートでズンズンするのも気持ちよいです。

基本的にバッキングというよりかはリードで使っていくサウンドなのかなと思います。

Volumeのつまみですが、12時でフラットです。レンジはかなり広く、音をがっつり絞ったり、爆音にしたり幅が広いです。

コントロールの癖もなく、感覚的に扱えます。

Gainのつまみも12時でフラットです。左に回し切ると音が完全に消えます。8時あたりから音が緩やかに出力されるようになり、9時~10時くらいで歪みがすっきりとしたディストーションサウンドとなります。すっきりとしているといってもディストーション程度の歪み量にはなってしまい、割とがっつり歪んでいきます。

12時付近でズンズンザクザクのメタルには馴染みのあるディストーションサウンド、15時を超えてくるとちょっと大袈裟に歪んでさらにザクザクとした音質の歪みになります。

3EQはどれもかなり可変域の広いトーンコントロールになります。

まずTrebleですが、12時でフラットです。左に絞り切るとハイ成分が完全にカットされ、モコモコとしたサウンドになります。10時~11時あたりで音の輪郭がはっきりしてきて12時くらいでちょうどよくなります。

14時くらいでハイが強めのくっきりとしたサウンド、15時を超えてくるとキンキンになってしまいます。 次にMIDDLEですが、こちらも12時でフラットです。左に回し切ると完全に後ろに引っ込んだ音になります。10時~11時あたりで徐々に前に出てき始め、14時くらいでフラット時よりもやや主張が強くなります。右に回し切っても主張が強すぎてやかましいって音にはならず、これはこれで使えるサウンドかなと思います。

最後にBASSですが、こちらも12時でフラットです。左に回し切るとローが完全にカットされてスカスカな音になります。10時~11時でローが気持ちカットされてすっきりしたサウンドに、14時からヘヴィでズンズンとした音に変化していきます。15時を超えてくるとちょっと大袈裟にローが回りますね。 3EQ共、挙動が似ており癖も特にないので使いやすいですね。

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総評

安心安定のVerocityクオリティですね。アンプの音が忠実に再現されていると思います。

こちらはメタル寄りのズンズンザクザクの非常に重たいディストーションサウンドになりますね。

歪み量を少なくしてもがっつりディストーションの音まで歪んでしまいます。Diezelの4チャンネルが欲しい人はそもそもハイゲインの音を求めているかと思うので問題ないかなと思いますね。

激しく重たい音楽のジャンルをプレイする分には大変心強い味方になるかなと思います。そうでない人には一切縁のないペダルですね。

メタルをする人は買って損はなし、しない人は手を付けなくていい歪みペダルです。

VeroCity Effects Pedals VH34
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