【Diveided by 13】VeroCity Effects Pedals 13-CL レビュー

VeroCity(ベロシティ) Effects Pedals VeroCity Effects Pedals 13-CLをレビューします。定番のアンプシミュレーターペダルになってきました。当ブログでももうお馴染みですね。

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特徴

日本のエフェクターブランド VeroCity Effects Pedals 13-CLです。

このペダルはDiveided by 13 FTR-37のクリーンチャンネルをエミュレートされたモデルになります。

このブランドは「VIGILANTE 」のギタリスト、レコーディングエンジニア、プロデューサー等、様々な顔を持つ大本浩史氏を中心に立ち上げられました。

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Verocityペダルの特徴

ブランド名の由来にもなったVero Boardを用い、真空管をFETに置き換え、アンプの回路をコンパクトエフェクターのサイズで再現されているのがVerocityペダルの特徴ですね。

徹底的に厳選されたパーツをBELDENワイヤーと高品位なドイツ製WBT銀ハンダを用いて丁寧にハンドメイドで組み上げられています。

量産品では通常使われないパーツをふんだんに使用されているとのこと。

ですので、大量生産することはできないようで全て受注生産となっています。 新品で入手するのがとても大変ですね。

注文してから数か月かかるようなので。 そのおかげで中古相場の価格が非常に安定しているので暴落とかはないかと思います。

安心して保有できます。

もう一つのVerocityペダルの特徴としてはアウトプットジャックの通常の挿し方でアンプのクリーンチャンネルに接続することが可能となり、半挿しにすることでギターアンプのRETURNに接続できるようなインピーダンス変更を可能となっているところ。

つまり、普通に挿せば通常通りの歪みエフェクターペダルとして使用可能。 半挿しであればリターンに回すことでプリアンプとして使用することが可能となります。

汎用性が非常に高いですね。 入力ジャックを抜き去るとミュートがかかるのでアンプやスピーカーにダメージはかからないです。トラブルが起きても安心ですね。

 こちらはDiveided by 13 FTR-37のクリーンチャンネルをエミュレートされたペダルです。 歪みチャンネルがないモデルですので、歪ませる場合は別途歪みペダル等準備しなければなりません。

センドリターンで後ろに回してクリーンチャンネルをこのペダルに置き換えるという使い方がベターですね。

コントロールのつまみは左上からTREBLE、BASS、下はVolumeとなります。 中央にトグルスイッチが実装されています。

こちらはオリジナルのDiveided by 13 FTR-37のVolのPullの役割になっています。 つまりゲインブーストスイッチですね。

下にするとOff、上にするとOnとなります。

エフェクターの音作りについて

透明感があって音の分離がはっきりしていて解像度のあるクリーンサウンドです。

ぼんやりした感じは一切ないですね。ピッキングの反応もよく、弾いた音を素直に出力してくれるプリアンプペダルです。

ミスピッキングするとそれすらも鮮明に出力されてモロバレになっちゃうので要練習ですね笑 かなり煌びやかなクリーントーンです。

Fenderアンプの系統に近いでしょうか。マーシャル系のようなクリーントーンではないですね。

輪郭がはっきりとしていてピッキングのダイナミクスもしっかりと出ているので弾いていてストレスがないです。

本物のDiveided by 13のアンプも弾いたことがありますが、クリーントーンを作るには最高峰のアンプであったと記憶しております。

それがこのサイズで再現されているのは本当に凄いですよね。

中央のトグルスイッチをONにすることにより、ゲインブーストされて歪んだ音を作ることも可能ですが、クリーンがクランチサウンドになる程度ですね。

オーバードライブくらいがっつり歪ませた音にはならないです。歪ませた音を作る場合は13-clでクリーントーンを作った上から別途歪みエフェクターで歪ませてあげるのが良いですね。

まず、中央下のVolumeのつまみですが、こちらは12時でフラットです。と言っても、センドリターンで使う場合は出力先のアンプによって音量が異なるので何とも言えませんが。普通にアンプのインプットに接続した際は12時でフラットということですね。

Volumeを左に回し切ると音量が出なくなり、10時でフラット時よりやや小さめ、14時くらいでやや大きめ、15時を超えてくるとうるさいくらいの音量になりますね。13時以降までVolumeをあげると徐々に歪み始めます。MAXまですると太いクランチサウンドが作れますね。 接続先のアンプにもよりますが、音量が稼げないようなアンプだとこのペダルのVolumeを上げざるを得ないことになってどうしてもクランチサウンドになってしまう、なんてことにもなるかもしれません。よっぽど出力の弱いアンプでないかぎり大丈夫かとは思いますが。

次にTREBLEですが、こちらは10時でフラットです。このペダルそのものが煌びやかでキラキラしているので、12時にすると艶やかなトーンになっていますね。10時より下げていくとハイが出ずに抜けきらないサウンドになっていきます。こうするとこのペダルの良さが潰れている感じはします。

TREBLEの効きはよく、14時にすると突き抜けるようなハイの効いたサウンド、15時を超えてくるとキンキンになります。15時あたりからノイズ乗りも気になります。それだけハイがブーストされているということなのでしょう。

次にBASSですが、こちらも10時でフラット。10時より下げるとローがすっぽり抜けて頼りない音に。TREBLEとは違い、BASSのレンジはそんなに広くなく、10時より上げていくと緩やかにローが足されていきます。

MAXにしてもローが上がりすぎて気持ち悪いみたいなことにはならず、これはこれで使えるトーンだなというレベルで止まります。

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総評

透き通るような綺麗で解像度抜群のクリーンサウンドが特徴的ですね。 艶やかでキラキラしていてFenderよりのクリーントーンだと思います。

ピッキングに対して滅茶苦茶繊細なので、迂闊にミスピッキングができないですね。

それだけ音がクリアで反応が良いことなのでしょう。 基本的に重心がハイによっていてチャキチャキした音が特徴です。

ギター側でフロントピックアップにして弾けばウォームでローの効いた音ももちろん作れるので特に気にはならないかと思います。

アンプの持ち運びができる環境がなく、スタジオのマーシャルのクリーントーンがどうしても苦手だという方におすすめですね。

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