【極上クランチ】PETE CORNISH CC-1 レビュー

PETE CORNISH(ピートコーニッシュ) CC-1 をレビューします。ハイエンドエフェクターブランドでお馴染みですね。過去紹介してきたエフェクターの中でもトップクラスに高いです。

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特徴

ハイエンドエフェクターブランドPETE CORNISH(ピートコーニッシュ) CC-1です。

コーニッシュクランチの略です。

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ピートコーニッシュの製品は全てハンドメイドで生産されています。

CC-1はローゲインオーバードライブペダルとなります。

本機は、2段の固定式のローゲイン・クリッピング回路と可変ゲイン(最大+22dB)リニア・アンプを内蔵しており、このリニア・アンプは、低出力のピックアップのレベルを補ったり、必要であれば後ろに繋がるクリッピング回路をさらにドライブさせることができます。

強く弾けばソフト・クリップが徐々に効いて倍音を加え始めます。信号が強くなれば強くなるほど倍音が強くなります。そして、信号の強さを抑えつけるコンプ感のようなものがなく、ダイナミクスが保たれるとのこと。

本機ももちろん、入力は優れたRFIリジェクト特性(無線干渉除去用)を有する、高インピーダンスのユニティ・ゲイン・クラスAバッファー・プリアンプとなっています。

このエフェクターを通すだけでバッファー回路の役割をしており、アウトプット以降の信号は低インピーダンス出力で外部からの雑音の影響を受けにくくなります。 もう、ピートコーニッシュのエフェクターには大抵備わってますよね。

これを経由した後は直列でエフェクターを繋いだり、長いケーブルを使用しても音が劣化しにくくなります。あくまで、しにくくなるってだけで劣化はしていくのでご注意を。

側面にテープが貼られており、中を開けることはできません。開けてしまったら修理の対応をしてくれなくなるとか。

つまみはBASS、MID、TREBLE、GAIN、VOLUMEの5つ。結構多機能ですね。

サイズは他のピートコーニッシュのペダルと同じくW120mm、L170mm、H50mmです。デカい!

エフェクターの音作りについて

原音重視の極上クランチサウンドです。音色が思いっきり変化することはなく、程よく心地いい歪み方を維持し、ダイナミクスが滅茶苦茶つけやすい玄人向けのペダルですね。

よくこういう歪まない系ペダルにあるのが音色が若干煌びやかになったりであるとか何らかの音色変化があるのですが、これはいい意味であまり変化をしてくれない。

ピッキングニュアンスがもろに出てしまうので、いい音になるかどうかはプレイヤーの腕にかかっています。

先にGAINのつまみです。MINにしても若干歪んでクランチになります。GAINをあげていくと歪み量と同時に音量も変化していきます。

12時でフラット、MAXでオーバードライブ一歩手前まで歪みます。 これの凄い所はGAINをあげていってもコンプ感が一切かからず、音量も増していってダイナミクスがどんどんつけやすくなるところです。

むしろGAIN低めにするほうが若干コンプ感あるくらいですね。 上げれば上げるほど上限が解放されていく感じがします。上手い人が使えばこのあたりもピッキングでコントロールできます。下手な人が弾くと意図しないところで音が大きくなってしまったりして大変なことに。

VOLUMEのつまみは2時でフラットです。他のピートコーニッシュと使い勝手は変わりません。7時~9時くらいまでは音が完全に出ません。9時から音が出始めるようになり、2時でフラットです。2時までは緩やかに音量が増していきますが、2時以降は一気に音が増幅されます。

このつまみはとりあえず2時で設定しておき、トーンコントロールとGAINを確定した後に微調整していけばいいかなと思います。

次にBASS。これは12時でフラットです。レンジ幅はほどほどですかね。 9時、12時、15時を境目に大きく変わる印象です。後、右に回していくと音量も若干増していきます。

ちょっとこの癖が音作りを大変にするかも。

次にMID。同じく12時でフラット。これはかなりレンジ幅が広い。 中音域が変化するというよりもトーン全体が変化していくイメージです。TONEのつまみのようなものを想像してもらえればと思います。

MINにすると音像が壊滅し、MAXにするとギャンギャン前に出るやかましい音に変化します。 これも9時、12時、15時を境目に大きく変化します。音量変化もBASSの時以上に変わってしまいます。

TREBLEのつまみも12時でフラットです。これもレンジ幅は広め。 MINにすると全く元気のない残念な音にまでカットできますし、MAXにするとキャンキャンの音になります。

こちらも9時、12時、15時を境目に大きく変化します。これも音量がやっぱり変わっていきます。

さらには、右に回していくとノイズも増加していきます。MAXにすると無視できないレベルにまで・・・。まあ上げ過ぎは禁物ということで。

全てのコントロールに音量変化を及ぼしていきますし、トーンのコントロールの変化の仕方も若干癖があるので、音作りの幅は広いですけどスウィートスポットを探すのが大変。

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総評

原音重視のピッキングニュアンス、ダイナミクスのつけやすい極上のクランチサウンドです。

クランチの音が維持されたままでゲインコントロールができるので、本当に良いクランチの音だけ出したいペダルをお探しの方にはおすすめできます。

トーンコントロールも癖がありますが、結構幅広い音作りができるので、きめ細かなクランチサウンドのセッティングができますね。    

歪みを足してもコンプ感がかからず、どんどんダイナミクスが増すのでそれは嬉しいポイント。

プレイヤーの腕に思いっきり左右されるある意味危険なペダルだと思いました。つまり、入力された信号をそのまま出すので、製品としてはとても優秀であるということですね。

欠点はやっぱり値段とサイズ。本当にデカいので導入検討されている方は空きスペースを測ってからにしてください。

入手はピートコーニッシュの代理店であるフリーザトーンのHPから買うか、中古市場から仕入れるかですね。

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