PETE CORNISH(ピートコーニッシュ) SS-3をレビューします。ハイエンドエフェクターブランドでお馴染みですね。過去紹介してきたエフェクターの中でもトップクラスに高いです。
特徴
ハイエンドエフェクターブランドPETE CORNISH(ピートコーニッシュ) SS-3です。Soft Sustainの略です。
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ピートコーニッシュの製品は全てハンドメイドで生産されています。
SS-2もありますが、SS-2はSS-3の前身モデル・・・というわけでもなさそうで、SS-2の方がダイナミックレンジが広くまた別の型とのこと。
SS-3はオーバードライブペダルとなります。
本機はOasisのNoel GallagherやPink FloydのDavid Gilmour等が使用しているモデルとなります。
UKロックの大御所がお気に入りというのですから、どんな音がするのかとても気になります。
メーカー曰く、リズム用のクランチサウンドや分厚いブルージーなリードサウンドに最適なペダルとのこと。
本機の入力は優れたRFIリジェクト特性(無線干渉除去用)を有し、高インピーダンスのユニティ・ゲイン・クラスAバッファー・プリアンプとなっています。
本機の信号出力は低インピーダンス出力になっており、バイパス・モードでも本機からケーブルを長く伸ばして使用することが可能。
つまり、このエフェクターを通すだけでバッファー回路の役割をしており、アウトプット以降の信号は低インピーダンス出力で外部からの雑音の影響を受けにくくなります。 ボードの頭にこれを配置しておけばそれだけでバッファー回路の役割をしてくれるので、音痩せ対策にもなりますね。
ですので、これをボードに導入した際は別のエフェクターも微調整を行わないと音が若干変わってしまいます。
側面にテープが貼られており、中を開けることはできません。開けてしまったら修理の対応をしてくれなくなるとか。
つまみはHI CUT、LO CUT、SUSTAIN、VOLUMEの4つです。なんか見慣れないつまみばかりで馴染めないですね。
サイズを測ってみましたがW120mm、L170mm、H50mmもありました。デカい!
エフェクターの音作りについて
王道のオーバードライブペダルですね。素直でシンプルにいい音。
TS系っぽい音でしょうか。TSを滅茶苦茶良くしたらこうなった、みたいな音です。
ヴィンテージのチューブアンプをオーバードライブした音に似ているとのことですが、私はちょっとそれとは違うかなぁと思います。
ウォームな感じはなく、結構ドライなサウンドです。音像は結構ハッキリしています。 ノイズも少なく、音の解像度も良い感じですし、音抜けも良いですね。
歪みを強くすると音が分厚くなってきて迫力も感じられます。
レスポールやES-355でSS-3をかますとまさに後期Oasisの音。Lylaとか弾きたくなりますね。
まずはVOLUME。7時~9時くらいまでは音が完全に出ません。9時から音が出始めるようになり、2時でフラットです。2時までは緩やかに音量が増していきますが、2時以降は一気に音が増幅されます。ちょっと癖ありますね。
次にSUSTAIN。これはゲイン量を調整するつまみですね。9時くらいでクランチサウンド、12時でオーバードライブサウンドです。12時以降あげていくと音に厚みとローの帯域が付加されていき、15時でがっつり歪んだブリブリの分厚いオーバードライブサウンド。MAXまであげるとディストーション一歩手前まで歪みます。
Soft Sustainとか言っているわりにわりかしがっつり歪めますね笑。ゲイン幅はかなり広い。
7時~12時の可変では音量も結構変わってしまうので、VOLUMEでの調整が必要です。
歪みが足されるとローも付加されていくので、ローカットのつまみの調整が必要ではないかと。
HI CUTのつまみですが、CUTて言うんですから右に回していくとカットされていくのかなと思ったんですけどそんなことなかったです。普通のTREBLEとなんら変わりない使い方ですね笑
12時~MAXまでは緩やかにハイが足されて行きます。MAXにしてもキャンキャンすることなく全然使える音じゃないかなと思います。 12時より左に回していくと一気にハイがカットされていきます。MINするとモコモコのモヤモヤに。
音抜けよくしようとしたら12時より右に回す、引っ込んだ音にしたければ12時より左に回すみたいな使い方ですかね。
LO CUTもHI CUTと同様で、BASSのつまみと思ってくれて構いません。こちらはMIN~MAXまで緩やかに可変できるイメージですね。極端なことにはならず、レンジ幅もそこまで広くない印象です。
使える範囲内で可変していきますね。使い勝手は良いかなと思います。
GAIN量で音量、帯域が結構変わってしまうので、スウィートスポットを探すのがちょっと大変かなと思います。これを使えば誰でもいい音になるみたいな決め打ちのペダルではなく、結構玄人向けなペダルですね。
総評
王道のオーバードライブサウンドです。クランチにして音抜けの良いカッティングに使用してもよし、がっつり歪ませてリードギターを弾くのも良しです。結構汎用性は高い方だと思います。
SUSTAINのつまみで他のコントロールに影響を与えてしまうので、音作りはちょっと試行錯誤が必要かもしれません。
欠点をあげるのであればべらぼうに高い値段とサイズ。特にサイズがネックです。 ペダル2個分あるんじゃない?ってくらいでかいんですよね。
ボードのスペースの余裕がないので私は導入見送りにしました笑
要塞のような広いエフェクターボードをお持ちの方はこれを導入するのもありかもしれません。バッファーの役割もあるので大量のエフェクターを通しても音痩せしにくいですしね。
入手はピートコーニッシュの代理店であるフリーザトーンのHPから買うか、中古市場から仕入れるかですね。