【TS系オーバードライブ】XOTIC BB Preamp レビュー

XOTIC(エキゾチック)BB Preampをレビューします。王道のTS系ペダルですね。

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特徴

USAのカリフォルニアにあるギター・ベース・エフェクターメーカーのXOTIC(エキゾチック)のBB Preampです。

AC BoosterやRC Boosterが有名な商品でしょうか。この二つの後発で発売されたのがBB preampです。

ハンドメイドのエフェクターの走りですね。2000年代にXOTICエフェクターのブームが起きました。

普及価格帯はBOSSばかり、その他は高級エフェクターブランドで手が届かない、みたいな状況下に普通の物より良質な商品かつ手が伸ばしやすい価格帯であるXOTICのエフェクターに火がついたようです。  

他にもEP Booster等のヒット商品がありますね。

こちらはTS系のオーバードライブペダルです。プリアンプという名がついていますが、センドリターンに回してこのプリアンプに置き換えて使用するということも可能ではあるのですが、基本的には普通の歪みペダルとしての運用が最適かと思います。

つまみはGAIN、VOLUME、TREBLE、BASSの基本的なコントロールです。

エフェクターの音作りについて

王道のTS系のオーバードライブサウンドですね。本当にド真ん中の音です。悪く言えばこれでないと出せないみたいな特徴的な音では一切ないです。

音質もこの値段帯の他のエフェクターと比較しても割とクリアなので、こういうザ・普通な音色がウケたのかなと思います。

GAINコントロールは7時~10時でクランチサウンド、10時~MAXがオーバードライブサウンドになります。完全なクリーンにはならず、どうしても歪んでしまいますね。

歪み幅は狭めといった印象。TS系ですので、そりゃそうかといった感じ。ディストーションの領域まではたどり着かず、オーバードライブまでの歪み量かなと思います。

7時~12時までのゲインレンジの効き方は良いのですが、12時以降は歪み量の増え方が微量になっていきます。歪みが増すというよりかは、コンプ感が強くなっていく印象です。ピッキングニュアンスを出したい方は12時までが限界かなと思います。コンプ感を強くしたいの出ればガンガン上げて行っても問題ないです。

7時~9時にしてボリュームをほんのりあげてやると良いクランチサウンドが作れますね。

VOLUMEコントロールは12時がフラットでそこから調整していくイメージです。VOLUMEの効きはよく、割とヘッドルームに余裕がある音量も出るので、ブースターとしても使えますね。この辺は本家TSと似てますね。

BASSコントロールは12時がフラットでこちらもかなり効きが良いです。9時より下げると露骨にローがカットされ、スカスカとした音になります。15時以降だと逆に「ゴゴゴゴ」といったハイがカットされローしか出ないような音になります。

9時~15時の間でコントロールしていくのがベストかなと思います。

TREBLEコントロールも12時がフラットな点は同じで効きも良いです。こちらは左に回し切るとハイが完全にカットされ、そこから順当にハイがプラスされていくような効き方です。他の音域に影響させるようなイメージではないですね。使える範囲内でハイが足されていくので使いやすいです。

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総評

王道のTS系オーバードライブペダルですね。値段も手が出しやすい範囲内で音もそれなりに良い感じです。

低価格帯の歪みペダルは満足できないけど、高価格帯のハンドメイドブティックペダルを買うのもなぁ・・・みたいな人には確かにうってつけかと思いますね。

高価格帯ハンドメイドブティックペダルの歪みに慣れてしまった人はちょっと物足りない歪み方かなとは思います。

滅茶苦茶普遍的な音ですので、単体の歪みとして使うとちょっと物足りないかもしれません。他の歪みペダルのゲインブースター的に使うと良い感じにハマってくれると思います。

2000年代には今ほどエフェクターの選択肢がなかったので、その中でこれが登場したらそりゃ売れるよなぁと思いました。

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