前回、数万円で買えるおすすめの電源ケーブルを紹介しました。バンドマンには馴染みのないメーカーばかりでちょっと手が出しにくいかなと思います。
前回、スーパーハイエンド電源ケーブルを紹介しましたが、普通、電源ケーブルに何十万も出す予算はなかなかないかと思います。自分で言うのもなんですが、狂ってないと買わないと思います笑。[sitecard subtitle=関連記事[…]
今回はバンドマンなら誰でも知っているケーブルメーカーのオヤイデ電気の電源ケーブルを紹介します。まず、一本目はここから選択しても問題ないかと思います。
TUNAMI V2 シリーズ
TUNAMI GPX V2
オヤイデ電気のフラグシップモデルのTUNAMI V2シリーズの一つです。精密導体102SSCを採用。
この導体の特徴は導電率102%、不純物の混入を極力避ける、素線の機械的な歪を排除、徹底された品質管理が施されています。更に5.5sqの極太の導体を使用しています。
シースもUVカットポリウレタン、銅箔テープ巻き、カーボン層の3層です。外部からのノイズ、内部ノイズ、振動によるスパークノイズまでも徹底的に排除された作りとなっています。
GPX V2のプラグは職人の手によって一つ一つ磨き上げられています。素材は金/パラジウムメッキが施されています。
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TUNAMI GPX -R V2
TUNAMI GPX V2のバージョン違いですね。ケーブルの内容はTUNAMI GPX V2と同じです。
TUNAMI GPX V2と大きく違う点はプラグです。
TUNAMI GPX V2のプラグのメッキは金/パラジウムメッキに対し、こちらはプラチナ/パラジウムメッキとなります。
具体的な音については過去記事でレビューを書いていますので参考にしてください。
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TUNAMI GPX V2 TUNAMI GPX -R V2 どちらを買えば良い?
結論から申し上げますと好みです。
ケーブルは両方TUNAMI V2が採用されていますので音質については抜群です。フラットで癖がなくナチュラルなサウンド。ノイズもカットされ、音圧・パワー感も申し分なくブーストしてくれます。
プラグ部のデザインが赤と白、そしてメッキの材質が金/パラジウムメッキorプラチナ/パラジウムメッキの変化ですので、性能については大きく差はなく、金orプラチナの好きな音の傾向で選べば良いかなと思います。
金/パラジウムメッキは高音が明るく粒立ち、華麗な繊細感あり、プラチナ/パラジウムメッキは中低〜低音は柔軟で肉厚な感じ。ボリュームあるウォームな質感と言われています、
なお、値段はプラチナメッキの方が高いので予算と要相談ですね。
BLACK MAMBA シリーズ
BLACK MAMBA-Σ V2
オヤイデ電気のフラグシップはTUNAMI V2シリーズでしたが、BLACK MAMBAシリーズは2番手といったところでしょうか。
名前の由来はブラックマンバという蛇ですね。見た目がそれっぽい笑。
こちらも精密導体102SSCを採用しています。なんだ、TUNAMI V2と同じじゃん!と思われるかもしれませんが、こちらは3.5sqでちょっと細いです。
シースも三層で重ねられている点は同じですが、素材がハロゲンフリーシース、銅箔テープ巻き、紙テープ重ね巻きとなっています。ちょっとコストダウンが施されていますね。
プラグ部は無メッキのベリリウム銅ブレードです。バフ仕上げは施されていますので製品としては良いかと。
それでもその辺の電源ケーブルとは圧倒的な差がありますね。音にもそれは反映されることでしょう。
凛として時雨のTKさんもこちらを採用されています。
勿論ですが、TUNAMI V2よりは性能は下ですが、値段もその分お安くなっております。
L/i 50シリーズ
L/i 50 OFC R2.5
オーディオ用電源ケーブルのスタンダードとなります。エントリーモデルですね。その中でもこちらが低価格のモデルです。
導体は精密導体102SSCではなくなってます。
高純度OFCに長時間低温焼鈍し、銅を伸ばす工程に発生する応力歪を急激な変化を与えず、低温でゆっくりと時間をかけ取り除いたとあります。
シースの素材も安価な材料が使われています。外装が綿編組、絶縁体外周部がテトロン編組の2層しかないです。
プラグは松下電工WF5018です。外品が採用されています。
L/i 50 V4
L/i 50シリーズの中核モデルとなります。L/i 50 OFC R2.5の強化版ですね。
ケーブルそのものは同じですね。
大きく変わったところがプラグ部です。オーディオ用の電源プラグ「P-029」・IECコネクター「C-029」が採用されています。
松下電工の外品プラグではなくなりましたね笑。
L/i 50 EXs
L/i 50シリーズの最上位です。
こちらはケーブルもバージョンアップが加えられています。前回までのL/i 50シリーズのシースは外装が綿編組、絶縁体外周部がテトロン編組の2層でしたが、絶縁体外周部の材質がカーボン含有テトロン編組に変更されています。
プラグも樹脂素材・刃受けの強度・メッキなど全ての素材・構造を再検討したオーディオ用の電源プラグ「P-037」・IEC320コネクター「C-037」に変更されています。
L/i 50シリーズはどれを買えばいい?
こちらも予算と相談かなと考えています。お金を積めば順当に性能がアップしていきますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。オヤイデ電気さんは様々なユーザーに対して幅広い製品ラインナップがあります。
音質的にはどれもフラットでナチュラルなサウンドが特徴となっています。
どこまで音質を追及するかは予算と相談になるかなと考えています。お金を積めば順当に性能が上がっていくと考えられます。
できるのであればTUNAMI V2シリーズを買ってみてほしいです。
明らかな音質向上が見込めます。その分値段は張りますがパフォーマンスはまず間違いないでしょう。