【おすすめ】VOX VALVENERGYシリーズまとめ!各モデルを徹底レビュー

VOX(ヴォックス)VALVENERGY(バルブエナジー) の全モデルを実際に弾いたレビューをまとめました。どれも非常に使いやすく、おすすめの歪みペダルです。

私もメインのエフェクターボードに1台導入しております。

それでいて値段もお手頃。素晴らしいですね。

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VALVENERGYシリーズについて

VALVENERGYシリーズはイギリスの大手楽器メーカーのVOXから販売されました。

VALVENERGYシリーズは新真空管Nutubeを使用した革新的な歪みエフェクターです。

Nutubeとは?

NutubeはKORGとノリタケ伊勢電子が共同開発した新真空管です。Nutubeの特徴としましては

1.大幅な省電力化を実現(従来の真空管の2%以下の電力で動作)

2.リアル真空管サウンド

3.小型化

4.高信頼度・高寿命

とあります。真空管の音がエフェクターペダルでお手軽に出せるようになったということですね。これは凄い。

高寿命なので真空管がヘタってくる悩みもないわけです。本当に良い世の中になりました。

VALVENERGYシリーズの特徴について

9Vの電源を内部で15Vに昇圧させてゲインとヘッドルームを十分に確保できる回路設計になっています。

ペダルの用途によって3つに切り替えられる接続モードがあります。

一つ目はSTANDARDモード。これは通常のエフェクターペダルとして使用する際に使います。

二つ目はPREAMPモード。プリアンプとして使用できます。アンプのリターン端子やパワー・アンプの入力に接続します。

三つめはCAB-SIM モード。キャビネット・シミュレーターを搭載しています。ミキサーやDAWに接続します。

リターンに回せばアンプのプリアンプの音に依存しない音作りができるようになります。

更にはチャンネルスイッチ機能も搭載されています。LINK端子を市販のミニ・フォーン・ケーブルで複数台接続してやるとペダルの1つをオンにすると片方がバイパスになり、ギター・アンプのチャンネル切り替えのように使用できます。VALVENERGYを複数使用する場合は非常に便利ですね。

真ん中の窓のようなところで音の波形も見れます。あんまり意味はないですけどオシャレですね笑

基本的なつまみのコントロールはGAIN、VOLUME、BASS、MIDDLE、TREBLEの5つとブライトスイッチが搭載されています。

CUTTING EDGEのみ、ブライトスイッチの代わりにTIGHTのつまみに置き換わっています。

どのモデルも根本的な音の芯はどれも共通していますね。VALVENERGYの音はこういう音なんだと。各モデルによってそのテイストが異なってくるイメージです。

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VALVENERGYシリーズ各モデルのレビュー

SILK DRIVE

SILK DRIVEはダンブル系です。伝説的なブティック・アンプのサウンドが得られるペダルです。

このモデルが一番人気ですね。

フェンダー系アンプのような、クールで冷たい感じのオーバードライブで、金属を叩いた様な硬いサウンド

ウォームで奥行きのあるサウンドではなく、ドライな質感

ブライトで綺麗でキラキラしたサウンド

音圧感も割としっかりしている。バッキングギターでもリードギターでも対応可能

クランチ~ディストーションまでカバーでき、ゲイン幅は広い

思ったより深く歪ませられるのが意外でした。もっと歪まないペダルなのかと思っていました。

他のダンブル系ペダルはハンドメイドで値段がお高めな場合が多いですが、こちらは量産品でコストが抑えられています。それでいてこのクオリティ。素晴らしいですね。

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VOX ( ヴォックス ) / VALVENERGY SILK DRIVE
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COPPERHEAD DRIVE

COPPERHEAD DRIVEはマーシャル系です。80年代以降のハード・ロックのジャンルで多用されたパワフルなスタック・アンプのサウンドが得られます。

こちらは2番人気といったところでしょうか。

80年代のハードロックに合いそうな王道マーシャルサウンド

現行品のマーシャルというよりかは、プレキシマーシャルの音に近く、ザーザーのディストーションサウンド

マーシャル系らしく、非常にブライトで明るいディストーションサウンド

深く歪ませても音が埋もれず、解像度が高い。音圧も抜群

音の主張が激しいペダル。リードギター向け

音がブライトで明るいので、ハードロック、パンク系のジャンルに使うとハマると思います。

レッドツェッペリン、オアシス、ジーザスアンドメリーチェイン、セックスピストルズ等のUKロックの音のイメージですね。

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MYSTIC EDGE

MYSTIC EDGEはVOXAC30を再現した歪みです。手軽にレガシーアンプトーンを得られるペダルです。

VOXが直々にVOXAC30を再現したというので、かなり説得力のあるサウンドとなっております。

VOXAC30の再現というだけあって、音に芯があり、艶やかでハリのあるオーバードライブサウンド

ゲインレンジはかなり広く、クランチ~ディストーションサウンドまでカバー可

VOXアンプ特有の粘りのあるサウンド

ギターボリュームでの反応もよく、絞ると艶やかで美しいクリーンサウンドを作ることも可

がっつり歪ませてリードプレイに使うのも良し、バッキングギターでのオーバードライブサウンドとして使うのも良し

こちらが一番汎用性があってオールラウンダーなサウンドかなと思いました。

他のモデルでは結構尖ったサウンドですが、こちらは丸みがあってウォームなサウンドですね。

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CUTTING EDGE

CUTTING EDGEは5150をモチーフとしたサウンド。リードから低音を強調したエッジのあるトーンまでを実現する、モダンなアンプ・ハイゲインサウンドペダルです。

5150といえばヴァンヘイレンがイメージされますね。

ダーティーで重みのあるディストーションサウンド

メタル系というよりかはオルタナティブ・グランジ系のUSロックのようなサウンド

深く歪ませても音が埋もれず、解像度が高い。音圧も抜群

明るいサウンドは不得意。暗く、陰湿な質感

重ためのハードロック、グランジ系のジャンルにハマると思います。

NIRVANA、WEEZER、Sound Garden、Mud Honey、Smashing PumpkinsのようなUSロックのイメージですね。

音の芯としてはCOPPERHEAD DRIVEと非常によく似ていますが、音の重心が低い所に置かれたサウンドです。

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まとめ

どれも安定していい音が作れる良い歪みペダルですね。

お値段も高くなく、お手頃な価格帯。これはおすすめできます。

どのモデルも使い道があるので、複数台持っておいても良いのかなと思います。

SILK DRIVEはダンブル系。金属を叩いたようなクールでドライなサウンド。

COPPERHEAD DRIVEは王道マーシャルサウンド。ブライトで明るいディストーションサウンド。

MYSTIC EDGEはVOXAC30を再現したモデル。ウォームで艶やかな汎用性のあるサウンド。

CUTTING EDGEは5150をモチーフとしたモデル。暗くて重たいディストーションサウンド。

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