HAO Rust Ride Bass Driverをレビューします。ベース用ディストーションペダルです。
特徴
HAO Rust Ride Bass Driverです。ベース用ディストーションペダルですが、ギターに使用しても問題ないです。
十分な音程感とアタック感を保ちつつ、強力な歪みを生み出すベース用ディストーションです。
ベースだけでなくギターに使用すれば、低音感の強い強烈な歪みが得られます。
アクティブベース用とパッシブベース用のインプットが搭載されているのが親切ですね。
ダイレクトアウト（原音のみ）とエフェクトアウトの２つのアウトプットが搭載されているので、後段で分けたりブレンドしたりすることも可能です。
つまみはLEVELのみの男前セッティング。音量調整しかできません。
歪み量をコントロールすることができないので決め打ちの音になります。
そして3WAYのトグルスイッチのみでしかトーンのコントロールもできません。
Normal、Bright、Warmの３種類です。 歪みペダルで１コントロールのみというのも珍しいですね。
相当音に自信を持ってないとこんなことできないですよね。
エフェクターの音作りについて
程よく歪み、奥行きもあって音の帯域のバランスも良い比較的扱いやすいオーバードライブサウンドです。
全然ディストーションではありませんでした笑
オーバードライブど真ん中の音がします。歪みすぎず、歪まなさすぎずのちょうどいい歪み量です。
低音感の強い強烈な歪みとありましたが、全くそんなことはありませんでした。 割と明るい音ですね。
抜けすぎず抜けなさすぎずの程よいトーンです。 音質もそれなりの解像度で悪くない。
アタック感や輪郭もしっかり残したままきっちり歪みます。グシャとした感じにはなりません。滅茶苦茶普通のオーバードライブサウンドですね。
変な癖もなく、普通に良いって感じの笑
ディストーションのカテゴリに入れるかどうか迷いましたが、メーカーがディストーションペダルと言い張っているので一応ディストーションのカテゴリに入れておきます。
ベース用のペダルですので、出力は抑えられている感じですね。
LEVELを上げてやれば特に問題はないです。
LEVELのつまみですが、14時でフラットです。MAXにしても少し大きくなる程度ですね。この辺りはやっぱりベース用のペダルって感じがします。出力を下げる方向ではかなり幅広いですが。14時～15時程度で使っていくのがベストですかね。
3WAYトグルスイッチについて
・Normal
比較的バランスの良いオーバードライブサウンドです。本当にノーマルドンピシャな感じ。ザ・普通
音の明瞭感、アタック感、輪郭はきっちり残したまま綺麗に歪ませられます。
音の主張が強いわけでも弱いわけでもなく、本当にオールラウンドな音。
何にでも合いそうですね。
・Bright
ノーマル時と比較して気持ち音量が大きくなり、歪み量もやや増し、音のトーンも少し明るくなります。
全てにおいてほしいポイントをしっかり突いてくる感じが素晴らしいですね。
やりすぎず、やらなさすぎず、ちゃんとブライトな音にしてます！ってなります。
ただ、歪みと音量が大きくなった分ノイズも少し乗ってきますね。特に気になるレベルではないので問題ないですが。
・Warm
ノーマル時と比較してかなり音量が落とされ、音のトーンも滅茶苦茶引っ込んだ音になります。
正直これはやりすぎだろ・・・・ってくらい籠った音になります。
Brightの調整は絶妙なのにWarmはなぜか最悪に・・・。
ちょっと勿体ないですね。実質2WAYしか使えそうにないです。
総評
程よく歪み、奥行きもあってバランスのいいオーバードライブサウンドです。
これは紛れもなくオーバードライブペダルですね。ディストーションではないです笑
低音感が強い強烈な歪みとありましたが、低音感もなく強烈な歪みでもないです。バランスの取れたトーンにオーバードライブど真ん中の歪みです。
何にでも合うオールラウンドなサウンドですね。
LEVELのつまみ一つしかなく、3WAYのトーンコントロールもWarmが使える音ではないため実質2WAYなので作れる音の守備範囲はかなり狭め。
ですが、変にコントロールを弄る必要がないから悪い音にはならないですね。コントロールのつまみに毎回悩まされる人にはおすすめです。
