【甘く太いオーバードライブ】Phantom Fx × Shun Nokina BELLs レビュー

Phatom Fx × Shun Nokina BELLs をレビューします。国産のエフェクターブランドのオーバードライブペダルです。 Motherで話題になっているエフェクターブランドですね。

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特徴

日本のエフェクターブランドのPhatom Fx × Shun Nokina BELLsです。

ART SCHOOLのギタリストでもある戸高賢史氏によるエフェクターブランドとShun Nokina Design及びLeqtiqueのデザイナー&エフェクタービルダーShun Nokina氏のコラボレーションにより実現した完全ハンドメイドのローゲインオーバードライブペダルとなります。

一時期一世風靡したBJFEのHoney Bee Overdriveをベースに作成されたようです。

ネットで発売して即完売となった凄いエフェクターです。

つまみはVOL、BELL、1776の3つのつまみです。二つほど訳分からないのがありますね笑

BELLのつまみはいわゆるTONEのつまみです。メーカー曰く12時より手前では(反時計回り方向)相対的にローエンドを強調し、12時より先では(時計回り方向)相対的にハイエンドを強調する”天秤”のようなコントロールにしているとのこと。最初は12時にセッティングして”天秤”を意識しながらトーンコントロールするのが良いみたいです。

1776のつまみは普通のオーバードライブペダルでいうところの”GAIN”です。メーカー曰く”Bells”の最大の特徴として、歪み量をあげてもタッチセンシティブで細かい手元のニュアンスを繊細に映し出すとのこと。10時を基本としてコントロールするのがメーカー推奨となっております。

電圧の範囲は6V-12Vと広いです。本レビューでは基本の9Vで行うこととします。  

エフェクターの音作りについて

ウォームで太く、奥行きが凄まじく甘ったるいオーバードライブサウンドです。

ローゲインと書いているのですが、割とがっつり歪みますね。しっかりとしたオーバードライブサウンドです。

手元のピッキングでニュアンスを繊細に映し出すとのことですが、私はそうは思えないです。結構コンプ感が強いかなといった印象。

歪みの音質としてはSweet Honey Overdriveに似ています。Bellsの方がコンプ感が強く奥行きがあって心地よい歪み方ですね。リードで使用するよりかはバッキングで採用する方が良いと思います。

Sweet Honey Overdriveのほうがハリがあってバッと音が前に出てきますね。ピッキングの反応もSweet Honey Overdriveのほうが優れているかと思います。

BELLsはバンドアンサンブルによく馴染むイメージですね。キメが細かく、ウォームでとにかく甘い笑

Honey Beeをベースにしているとのことでしたが、確かにそんな感じの音色ですね。 この心地よさは癖になるのではないでしょうか。

VOLのつまみですが、2時でフラットです。思ったより音量ががっつり出てこないなといった印象。割と控えめです。音が前に出るというよりかは後ろで鳴ってくれてるって感じでしょうか。 MAXにしてもそんなにうるさく感じないです。そのくらいで押し出し感が出てきますね。

メーカーの説明書には11時前後から始めて下さいと書いているのですが、そうすると結構引っ込んだ音になってしまいますね。

1776のつまみですが、こちらは説明書通り10時でオーバードライブサウンドになり、そこからかなり細かく歪み量が足していけます。MAXにしてもディストーションの領域まではいかず、オーバードライブサウンドで打ち止めとなります。

10時を超えると徐々にコンプレッションがかかっていき、奥行きがどんどん出てくるようになりますね。

GAINは上げても全く不快感はないです。むしろどんどん心地よくなる感じですね。

9時くらいでクランチサウンドとなります。ダンブル系のような音がガンガン前に飛んでくるクランチサウンドではなく、繊細な音になります。

BELLのつまみはメーカーの説明書通り12時でフラットです。12時より上げていくとトーンがブライトになっていきます。15時超えたあたりから一気に明るいトーンになりますね。といっても、キャンキャンにはならず、MAXにしても全然使えるトーンだと思いました。

12時より下げていくとローが出てきますが、そんな強烈には出てこないですね。微量に変化していきます。

振り切ってもモコモコした音にはならないですね。 トーンのレンジはそんなに広くないです。

尖った音にはできず、使える範囲内で細かいコントロールのセッティングできます。

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総評

ウォームで太く、奥行きが凄まじく甘ったるいオーバードライブサウンドです。

とにかく甘い音ですね笑

ハムバッカー搭載の箱物でこちらを使うと滅茶苦茶心地よいバッキングの音が作れそうです。 音が前に飛んでくるようなサウンドではなく、バンドアンサンブルに馴染んでくれるオーバードライブサウンドが特徴的です。

ピッキングでニュアンスが繊細に映し出せると書いてあったのですが、がっつり歪んでコンプ感がある音なのでそういう風には感じなかったです。

例えるならUKのバンドのTravisのサウンドが近いでしょうか。耳に優しいオーバードライブサウンドですね。

こちら大変弾数が少ないです。見かけたらぜひ試してみてほしいペダルです。バッキングギター担当している人にはたまらない歪みではないでしょうか。

 

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