【比較】オーバードライブの王様ケンタウルスと後継機KTRを徹底比較!どちらが良い歪み?【検証】

オーバードライブの王様 Klon Centaur(ケンタウルス)と後継機種であるKlon KTRがどれほど違うのか、どちらがいいのか徹底的に検証して比較してみました。

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Klonのエフェクターとは?

Bill Finnegan(ビル・フィネガン)氏によるハンドメイドエフェクターブランドです。

本人も1980年代ではボストンでバンドをしていました。製作者である前にギタープレイヤーでした。

1990年、彼はTS808、TS9をエフェクターを試奏しましたが、自分が求めるサウンドではなかったため、エフェクターの制作に入ります。

ギターサウンドを変化させないようにしながらもビッグな音像、それでいてパワフルなサウンドを求めてケンタウルスが開発されました。

Klon Centaur

1994年に開発されたオーバードライブペダルです。たった一人でケンタウルスを生産し続け、その総数は約8000台です。

ハンドメイドでかつ一人で制作していたため、どうしても需要に対しての供給量が足りることはありませんでした。

発売当初の定価は239ドル、生産終了間際の定価は329ドルでしたが、当時から中古品は定価以上の価格で取引されています。 1台に対して膨大な労力と時間がかかるため、安価な新品を購入する人たちの声に応えることはできませんでした。

この状況を続けることに限界を感じたビル氏はCentaurを再設計することになります。

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Klon KTR

Centaurの正式な後継機となります。

Centaurのサウンドを残しながらもシンプルな構成で丈夫であるKTRを制作しました。

そして、それは2012年にCENTAURの後継機種としてオフィシャル・リリースされました。 ただ単に再リリースしたというわけではなく、ブラッシュアップされた製品となります。 Centaurの基板とは全くの別物です。

DCプラグがCentaurはピン・タイプでしたが、こちらは通常のDCプラグに変更されています。わざわざ変換プラグを用意する必要はなくなりました。

Centaurはバッファードバイパスとなっておりますが、こちらはトゥルー・バイパスとバッファード・バイパスの切り替えスイッチが実装されました。

そして価格は据え置きで販売され、お手軽にCentaurのサウンドを楽しめるようになりました。

しかし、ここ数年このKTRが制作されている様子はありません。生産中止のアナウンスはないのですが、供給が止まってしまったためにこちらも中古市場の価格は上がり続けています。 残念ながらこちらもすでに定価より高いです。  

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ケンタウルスとKTRの比較

ケンタウルスとKTRの音色の比較

まず、両方のつまみを12時にセッティングして弾き比べてみました。

音色としてはかなり近いです。両方突き抜けるような音抜け感、それでいてパワフルで力強いオーバードライブサウンドです。

アンプの原音を変えることはなく、シンプルに歪みが足されるようなイメージ。それでいて艶やかでハリのあるサウンドが特徴的ですね。

 

ケンタウルスのほうがウォームで奥行きのあるサウンドです。モダン系というよりかはヴィンテージ感のあるサウンドです。

それに対してKTRはさらにハリのあるハッキリとしたサウンド。ケンタウルスよりもパワフルでパンチが効いてます。ミドル~ハイが効いていて音の押し出し感が抜群ですね。

こちらはドライでモダンなサウンドです。

これだけだとKTRのほうが優れてるのでは?と思ってしまいますが、ケンタウルスにはケンタウルスにしかない特徴があります。

それは、ピッキングの反応の凄さです。滅茶苦茶素直で衝撃を受けました。もちろんKTRも凄まじいのですが、ケンタウルスはそれを超えてきます。

ギタープレイヤーの腕にかなり依存してくる歪みエフェクターですね。

GAINコントロールの比較

ややKTRのほうが歪みますね。ただ、KTRはGAINを足していくとケンタウルスと比べて明らかにコンプ感が加わっていきます。

それに対してケンタウルスはGAINを上げてもKTRと比較してコンプ感があまりかからないです。緩やかに歪み量が増していきます。

9時くらいにするとケンタウルスはピッキングの反応が異常で、ミスしようものなら思いっきり目立ってしまうくらい音を拾い出します。正確にピッキングをすれば素直に反応して滅茶苦茶カッコよい音になりますね。

KTRはシンプルにGAINが抑えられ、心地良いクランチサウンドとなります。

12時くらいにするとケンタウルスは歪み量の限界を迎え、それ以降は緩やかにコンプがかかるようなイメージです。MAXにしてもニュアンスが残ります。

ただ、あまり歪ませるとKTRに音が寄ってくるかなといった印象です。

KTRは12時以降も歪み量が緩やかに増していき、ちょっと抑えつけられたような音になっていきます。

TREBLEコントロールの比較

TREBLEの効き方はびっくりするほど変わりません。これは凄いですね。

全く同じような使い方ができます。

12時でフラットですね。14時くらいで抜けのいいトーンになり、15時を超えると突き抜けるような鋭いトーンになります。MAXにするとそれはもうキャンキャンです。

10時にするとウォームなトーンに、9時より下げるとモコモコとしたサウンドになります。

全く基板が違うのにここまでよく再現できたなと感心します。

OUTPUTコントロールの比較

これも音量の上がり方はほとんど変わらないです。

10時でフラットです。恐らく12時で原音よりもきもち上回るような音量感で調整されていると思います。MAXにすると爆音ですね。

しかし、KTRのほうはぎゅっと締まりのあるサウンドのまま音量が増していくのですが、ケンタウルスは解放感のある音量の上がり方になります。

ちょっと言葉で説明が難しいのですが、音量は変わりないのにケンタウルスには広がりが感じられるんですよね。ブーストしていくと滅茶苦茶気持ち良いです。

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ケンタウルスとKTRどちらが優れている?

正直、どちらも優秀なオーバードライブペダルでどちらが優れているとかはないかなと思います。

完全な好みですね。

元々、定価はそんなに変わらないですしね。性能は似たり寄ったりなのかなと思います。

ケンタウルスはプレミア価格がついてあり得ない値段の上がり方しているだけなので・・・。

ただし、ケンタウルスにはケンタウルスにしか出せない良さがありますね。これが気に入ってしまったらもう他のペダルでは代用が効かないかなと思います。

まとめますと

KTRはハリのあるハッキリとしたサウンド。パワフルでパンチが効いていて、ドライでモダンな音。

ケンタウルスはパワフルでありながらも奥行きがあってウォームなヴィンテージサウンド。

KTRは音の押し出し感が抜群。突き抜けるようで気持ち良い。

ケンタウルスはピッキングの反応が異常に良い。いい意味でも悪い意味でもとても素直。ボリュームを上げた時の解放感が気持ち良い。

以上です。

ガンガン歪ませて使うならKTR、歪みを抑えてテクニカルに使うのであればケンタウルスを選択するといいかなと思います。

最近は優秀なケンタウルスのクローンペダルが出てきているので、良い音を求めるのであればわざわざ高い金を出して本家を買う必要もないのかなと感じました。

ケンタウルスを買う人は「本家のサウンドがどうしても出したい!他は許せない!」という人だけですかね笑

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