ESOTERIC(エソテリック)8N-PC8100をレビューします。国産のハイエンドケーブルメーカーです。
特徴
ESOTERIC(エソテリック)の電源ケーブルになります。ハイエンドオーディオ機器を製作している国内メーカーです。ハイエンドケーブルを製造しているメーカーACROLINK(アクロリンク)のOEMです。
(ケーブル断面図 アクロリンク公式HP参照)
超高純度、究極の、とされる7N Cu(銅)ですが、それを上回る超々高純度の8N Cu(銅)が採用された導体が使われています。
導体は直径0.37mmの素線を50本を高密度に撚りあげられています。それを絶縁体で完全にアイソレートされ、そこから何重にもテープやシースで完全に外部からの雑音を完全防護している凄まじいケーブルです。
プラグ・コネクターはメーカーのオリジナルモデルを採用しています。ブレードはベリリウム銅を鏡面研磨仕上げして、銀メッキとロジウムメッキを重ね、音質、導電性、耐久性、酸化防止性を高めています。銀・ロジウムメッキの特性としてウォームな音ではなく、クールな鋭い感じの音になるのでこちらもそういった方向性の音が期待できますね。
取り回しはあまりよくはないですが、電源ケーブルとしては許容範囲でしょう。
メーカーの希望小売価格300000円(税別)という凶悪な値段になっています。中古市場でも10万は確実に超えます。長さは1.5mです。スーパーハイエンド電源ケーブルのランクですね。
ケーブルは国内よりも世界の方が技術が進んでいるようですが、ESOTERICのケーブルは果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか。
ケーブルの音質・評価について
ケーブルの総合評価ですが、8N-PC8100は・・・
7.5点
(評価:1~10点の10段階評価)
・音の分離 7点
・解像度 8点
・音圧 8点
・S/N比 7点
全体的に高水準をマークしているまさにハイエンド電源ケーブルにふさわしい評価です。国内の電源ケーブルも馬鹿には出来ないです。
音の傾向としてはオヤイデTUNAMI GPX-Rをそのまま強くしたようなイメージですね。癖がなく、音もフラットで使いやすいです。
音の分離もよく綺麗に聴こえてきますし、解像度も素晴らしく、音に曇りやボヤが一切なくなります。
音圧・パワー感もよく、パンチがあり押し出し感も素晴らしいですね。音を前に出してくれます。
ノイズもオヤイデTUNAMI GPX-Rよりも明らかに軽減してくれます。アンプから発生されるノイズ音がどんどん小さくなっていきます。
オールラウンダーな性能なので、アンプに使ってもよし、エフェクターボードに使ってもよしです。汎用性が高いのは嬉しいですね。
総評
オールラウンダーで癖がなく、非常に優れた電源ケーブルです。国産の電源ケーブルも世界には負けてないです。
まさにスーパーハイエンドに相応しい音質。全ての評価が高水準。
音質は国産らしい癖のないナチュラルな音。オールラウンダーで使いやすい。
アンプ・ボード側どちらに採用してもパフォーマンスは期待できるでしょう。
ESOTERICの8N-PC8100は生産終了となっています。ACROLINKの8N-PC8100はまだ生産されているようですね。
国内メーカーなので入手しやすいのがうれしい所。予算に余裕さえあれば購入できます。
スーパーハイエンド電源ケーブルの力が気になる方はこちらから導入してみても良いでしょう。