XOTIC ( エキゾティック ) Robotalk 2をレビューします。エンヴェロープフィルターとなります。
特徴
USAのカリフォルニアにあるギター・ベース・エフェクターメーカーのXOTIC(エキゾチック)Robotalk2です。
AC BoosterやRC Boosterで有名ですよね。
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ハンドメイドのエフェクターの走りですね。2000年代にXOTICエフェクターのブームが起きました。
普及価格帯はBOSSばかり、その他は高級エフェクターブランドで手が届かない、みたいな状況下に普通の物より良質な商品かつ手が伸ばしやすい価格帯であるXOTICのエフェクターに火がついたようです。
こちらはエンヴェロープフィルターです。いわゆるオートワウみたいな物ですね。
2つのエンヴェロープフィルターのチャンネルが搭載されています。
各々のチャンネルは独立しており、異なる演奏スタイルの音をプリセットすることができます。
両方ONにするとエフェクトを混ぜることも可能ですね。 内部のディップスイッチを変更することによりベース用エフェクターとしても使うことができます。
当方はギタリストなのでギターを使用してのレビューとなりますが・・・。
右側がAチャンネル、左側がBチャンネルとなります。
つまみはSensitivity、Decay、Volume、Resonanceとなっており、Direct VolumeはAとB共通のつまみとなっています。
Sensitivity:フィルターがかかり始める入力信号のスレッショルドを調整。
Decay:エンヴェロープの減衰時間を調整すると共にフィルターのスタートフリケンシーを調整。
Volume:音量を調整。
Resonance:フィルター音のフィードバックを調整。高く設定すると、よりアグレッシブなフィルターサウンドが得られる。
Direct Volume:A-ch、B-chいずれかがオンになっている時、原音の音量を調整。
エフェクターの音作りについて
エフェクトのかけられる範囲が広い、汎用性のあるオートワウペダルですね。
2チャンネルあるので、それぞれ別の設定でエフェクトがかけられるのが便利。
といっても、2チャンネルとも全く同じ物なのかな?と思いきや、若干音が違う。
右のAチャンネル方が煌びやかにエフェクトがかかってちょっとパコパコした感じの音になります。
左のBチャンネルはAよりも若干音は籠った感じになりますが、エフェクトのうねりはAよりもきつくかけられますね。
Sensitivity、Decayをフルテンまで上げるとうねりが早すぎるのでエフェクトがかかってないような感じになります。そこから左につまみを回していくとどんどんうねりが増していくといったイメージ。
MINまで下げると強烈にワウワウうねるようになります。曲に合わせてうねるスピードを調節してあげればいいですね。
Aチャンネル
Sensitivityのつまみですが、こちらはMAXで原音と等倍のエフェクトになり、そこから左に回していくと徐々に原音とエフェクト音のかかるスピードがずれていき、左に回し切ると原音より遅れてエフェクトがかかりはじめるようなサウンドになります。強烈にうねらせるなら左に振り切ってやれば分かりやすいですね。
DecayのつまみもMAXで原音と等倍、左に回していくと音が減衰→増幅の周期がどんどん遅くなっていきます。これも左に振り切るとどんどんワウワウかかるようになりますね。
この二つのつまみの匙加減で曲のテンポ感に合わせてワウを感覚的に作れますね。割とシンプルな設計。
Volumeのつまみでエフェクト音の設定ができます。MINにするとエフェクト音が0となり原音しか出ないようになります。12時あたりで原音と同じくらいのエフェクト音でしょうか。それ以上にすると大袈裟なエフェクトになっていきますね。
Resonanceのつまみですが、こちらはMINでバイパス時と同じになり、上げていくことでエフェクトがどんどん強くかかるようになります。
それだけでなく、高域も強くなっていってトレブリーな音になりますね。MAXにすると最高にワウワウかかるんですけど、ちょっとエフェクト音のハイがきつくて耳が痛い笑
そして音質がどんどんパコパコとコンプがかかったような感じになります。
Bチャンネル
SensitivityとDecayのつまみはAチャンネルと特に使い勝手は変わらないので割愛させていただきます。
ただ、Bチャンネルのほうがうねりをさらに深くかけられますね。正確に言うと、うねる周期・スピードをさらに遅くできます。
VolumeのつまみもAチャンネルと特に変わらない感じですね。
ResonanceのつまみがAと若干かかり方が若干違っていますね。BのほうはAと違ってエフェクトのかかりが弱く、高域の主張もちょっと抑えめです。キンキンな音にならず、若干籠った感じになりますね。
こちらの方がナチュラルなかかり方をしますね。Aは主張がやっぱり強い笑
最後にDirect Volumeですが、12時でフラットです。右に回していくと原音がスイッチOFF時よりも大きくなり、左に回すとスイッチOFF時より小さくなります。MINにすると原音が完全に消えるので、エフェクト音だけ残したりもできます。
MAXにしても若干持ち上がる程度で爆音にはできないですね。
総評
エフェクトのかけられる範囲が広く、汎用性の高いオートワウペダルです。
基本的なことは全て備わっていますし、なにせ2チャンネルあるので曲ごとに設定できるのが良いですね。あんまりワウかける曲数が多いとマルチエフェクターとか導入しないといけなくなってきますが笑
AとBとで音質が若干異なるので弾き比べてお好みのチャンネルを採用してあげたらいいかなと思います。
両方ONにして混ぜて音作りするのも面白いかもですね。