【王道コンプ】MXR M102 Dynacomp コンプレッサー レビュー

MXR(エムエックスアール) M102 Dynacomp コンプレッサーをレビューします。ド定番のコンプレッサーペダルですね。

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特徴

MXR(エムエックスアール) M102 Dynacomp コンプレッサーです。

コンプレッサーと言えばこのペダルですよね、ダイナコンプ。王道のコンプレッサーペダルです。

パコパコ系のコンプレッサーペダル使おうとしたら大概これになるのではないでしょうか。

コンプレッサーの代表的なペダルで使用者も多く、特に多く語ることもないかと思いますが、それでもレビューします。

つまみはOUTPUT、SENSITIVITYの二つしかなく、音量とエフェクトの強さのコントロールしかないという非常にシンプルな設計です。

サイズはW 5.9cm × D 11,1cm × H 4.8cm、重量400gと非常にコンパクト。 通常の9V電源で動作します。

 

エフェクターの音作りについて

ピッキングニュアンスを変えることなく、ピッキングの音量差を一定に統一してくれる自然なコンプレッサーペダルとなります。  

OUTPUTをフルテンにしてもバイパス時とそんなに音量がないので、音量を上げた状態で統一するというよりかは同じ、または下がった状態で音量差を一定にしてくれるコンプレッサーペダルです。

強く弾いても下げた状態にしてくれるというよりかは、そもそもの最大値が強く弾いた状態なので、弱く弾いた際の音量を最大値まで上げて一定にしてくれるっていったイメージですね。

それの割合をSENSITIVITYでコントロールするといった使い方です。

SENSITIVITYが0の状態でもノイズの乗りが強く、上げていくと露骨にノイズの乗りも強くなってしまうので、過剰にエフェクトかけすぎるのも問題かなと思います。具体的に言うと12時以降だともうクリーンサウンドであっても気になるレベルまでノイズの量も増えます。

エフェクトを強くかけるにつれてパコパコとした音になりますが、音そのものの質感は露骨に変わることはないので、コンプレッサーペダル特有の嫌悪感みたいなのはないですね。自然な仕上がりです。

カッティングプレイする際やアルペジオプレイする際、ピッキングのタッチを弱くしたいけどそうすると音量が稼げなくて困る!みたいなときにこれを使うとそのニュアンスを残しつつも音を一定の所まで押し上げてくれるので綺麗に聴こえてきてくれます。

ピッキングの強弱の音量は一定に揃えてくれても、ニュアンスの質感はそのままなので、下手に弾いても一定に揃えてくれるから下手さがバレない!みたいなペダルではないのでそこだけ注意です。

OUTPUTのつまみはMAXでフラットです。そこから下げていくとバイパス時よりも下がっていきます。14時までは緩やかに音量が下がっていきますが、それよりも下げるとそこを境界に一気に音量がガクっと下がります。12時だと極小の音になります。14時~MAXの間で使う感じになるので、それ以降は要りませんね。

説明書を見てもまず14時セッティングしてそこから調整してねと書いてあるので、メーカーの意図したつまみの挙動になっていますね。

SENSITIVITYのつまみはMINでフラットです。MINの状態でもすでにエフェクトがある程度かかった状態です。ピッキングでの入力を0~100とした際、80以上の音量は100まで押し上げますよみたいな程度のエフェクトの強さです。9時くらいまで上げるとそれなりのエフェクトの強さになります。

そして、音量の天井が少し増えます。バイパス時が100だとすると110程度にやや押しあがる程度ですが。そこからはつまみを上げていっても音量が上がることはないです。上げて気になるようでしたらOUTPUTを弄って調整しましょう。

9時の時点で入力50程度の音量以上は100まで揃えてくれるイメージです。

10時~12時から一気にエフェクトが強くなります。相当弱いピッキングでない限り音量が一定に揃います。この辺りから不自然なかかり方がするので、上げすぎは禁物ですね。

12時以降に上げていくとエフェクトが緩やかに強くなっていくにつれてパコパコ感が増します。それと共にノイズの乗りも強烈なものになります。

わざと「こいつコンプかけてんな」って分かるレベルまでパコパコしたいとかの考えでなければこれ以上上げる必要もないかなと思います。

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総評

ピッキングのニュアンスは残しつつ、音量だけ一定に揃えてくれるコンプレッサーペダルです。

浅くかければ自然なコンプのかかり方をしてくれるので使い勝手はいいですね。

ピッキングニュアンスそのものも一定に変えてしまうようなコンプレッサーではないのがいいですね。愚直の音量差だけ揃えてくれます。

強くエフェクトをかけるとパコパコ言うような質感に変わってしますが、わざとそうした使い方をしない限りは特に問題なく使えるので便利です。

音量を稼げるタイプのペダルではないので、ブースターには使えないですね。普通にクリーンブースターを買ってください。

欠点としてはやっぱりノイズですかね。SENSITIVITYをMINにしてもそれなりのノイズ乗っちゃうので神経質な方は注意が必要。

強くかけたら歪みペダルか?ってくらいノイズが乗っちゃうのであんまりやりすぎるのも問題。

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