モンスターケーブル Power Line 300をレビューします。ギターシールドでお馴染みのメーカーですね。電源ケーブルも販売していました。
特徴
Monster cable社の電源ケーブルのフラグシップモデルでした。というのも、現在はPower Line 400にバージョンアップされて販売されています。こちらは1つ前のバージョンですね。
コンポーネントのホームシアターやAV性能を最大化するように設計された高品質の電源ケーブルとのことです。
長さは8FT(2.4m)ほどあり、電源ケーブルにしてはやや長めですね。通常6FT(1.8m)ほどの物が多いですが。
プラグは金メッキで加工されています。金だと音質はウォームになる傾向ですので、このケーブルもその方向性での音に期待できますね。
電源ケーブルにしては取り回しは良い方かと思います。重量は2.3ポンド(約1kg)ほどあるのでなかなかの重量感ですね。
ケーブルの音質・評価について
ケーブルの総合評価ですが、Monster Cable Power Line 300は・・・
4点
(評価:1~10点の10段階評価)
・音の分離 3点
・解像度 3.5点
・音圧 5点
・S/N比 3点
オヤイデTUNAMI GPX-Rを総合評価5点として、相対的に評価しています。(一般的な電源ケーブルは総合評価1点とします。)
流石はモンスターケーブルと言った所でしょうか。付属品の電源ケーブルと比べれば音の分離・解像度も改善されますし、パンチのある太い音が出てくれるようになります。この特性はシールドでも同じですね。
シールドを交換するよりもpower line 300を導入したほうが音の変化が顕著に現れます。
ノイズはオヤイデGPX-Rほどではないですが、やや改善される印象です。
音の分離・解像度はオヤイデGPX-Rに届かないにしても、付属品の電源ケーブルよりは明らかに変化が分かるくらい良くなりますね。
音の帯域はローよりですね。低域がブーストされます。音圧もあり、パンチのある太い音になってくれます。ギターアンプよりベースアンプに使いたいケーブルです。
解像度が良いタイプではないので、エフェクターボードの電源ケーブルには向かないと思います。
総評
音圧・パワー感があり、低域をブーストしてくれるので太い音に仕上げてくれる電源ケーブルです。モンスターケーブル特有の癖があるタイプですので、好き嫌いはあるかと思います。
音圧・パワー感があり、パンチのある音に仕上げてくれる
低域がブーストされるため、ロック向けな音質
音にずっしり感が足りないなぁという人に試してみてもらいたい電源ケーブルです。
長さも2.4mほどあるので、高い位置にアンプが置かれているセッティングでも問題なく使えるかなと思います。
エフェクターボードの電源に採用するよりかは、アンプに使うのがベストかと思います。
ただ、現在は廃盤となっているので中古で購入するか、後継機モデルを購入するしかなさそうです。