皆さまはどんなパッチケーブルを使用しているでしょうか。ただなんとなくで選んでいませんか?
結局、何を使えばいいのか分からない!と思いますので、実際に弾き比べて検証してみました。
検証方法
コンパクトエフェクター3つにパッチケーブルを2本繋げてそれぞれ弾いてみました。エフェクターへの電源供給はBOSSのアダプターで行い、ギターシールドは2本ともPete Cornishを使用しました。
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アンプのセッティングはクランチサウンドで行い、エフェクターのスイッチはONにしませんでした。
検証に使用したパッチケーブル
①日の出光機製作所 ソルダーレスケーブル
日の出光機製作所のプラグにケーブルはベルデンの8218を採用したケーブルです。8218の外形は4mmなので、4mm対応のプラグを買えば作成できます。
あまり使用している人は見かけない珍しいプラグですね。
②Analysis plus Silver Oval Thin Kit ソルダーレスケーブル
アナリシスプラスのソルダーレスケーブルです。今回紹介するケーブルの中で断トツに高価です。パッチケーブルだけでなく、その他スピーカーケーブル・シールドも滅茶苦茶高いですね。品質は折り紙付き。パフォーマンスに期待できそうですね。
③PROVIDENCE P203
ド定番ですね。比較的よく見るパッチケーブルかと思います。やや太いですが、柔軟性に優れています。
④MONSTER CABLE パッチケーブル
シールドの定番メーカーですね。パッチに使ってる人は少ないですが。安心安定のケーブルですよね。
⑤Free The Tone ソルダーレスケーブル
ソルダーレスケーブルと言えばフリーザトーンというくらい定番になりました。SとLプラグで値段が若干違うのでご注意を。今回はニッケルプラグを採用。
検証結果
肝心の結果ですが・・・・・
そこまで大きな変化は感じられませんでした!
ここまでやっておいてなんじゃそりゃ!って結果ですが、ブラインドテストで当てられるか?と言われると自信がないくらいそこまで変わらないんですよね。
2本だけでなく、もっと直列で沢山繋げば結果は多少変わるかもしれませんが・・・・。
強いて言えば①の日の出光製作所と③のプロビデンスは音圧・パワー感が感じられました。②のAnalysis Plusは①と③に比べて音圧はやや控えめですが、解像度がよかったです。④は音の重心がローよりに、⑤はフラットな音で一番普通に感じられました。
結論
ギター・ベースシールド、電源ケーブル、スピーカーケーブルに比べると一番変化量が少ないですね。優先度は低いように感じられました。
後日談になりますが、別途CAJのパッチケーブルも使って実験してみました。プロビデンスP203と弾き比べましたが、こちらは音痩せしました。何でも良いってわけでもなさそうですね。
今回検証したパッチケーブルはどれを選んでもまあ使えるかなと思います。
楽器屋によく見かけるプロビデンスP203を使っておけばまず間違いないでしょう。
ソルダーレスケーブルが良いのであればフリーザトーンですね。定番で安心ですし、作りやすいです。プラグ・ケーブル共に別売で売っているので買い足しやすいですしね。