DigiTech(デジテック)Whammy(ワーミー)をレビューします。こちらはV-1です。
特徴
DigiTech(デジテック)Whammy(ワーミー)です。
ワーミーペダルとは?
自由自在に音程を変化させることができるピッチシフトエフェクターです。
原音の音程の変化だけでなく、ハモりを加えることも可能です。
ハイの音だけでなく、ロー側の音の音程に変化させることも可能です。
ワーミーモードだけでなく、ハーモニーモードでも同じですね。
セッティングしてペダルを踏みこむだけで音程が変化するので使い方はとても簡単ですね。
ペダルの踏み加減でも音程の調整が可能です。
ワーミーはデジテック社の製品名ですので、ワーミーってジャンルのエフェクターペダルではないってことだけ注意ですね。
あまりにも有名になりすぎましたね。
使う人は必需品、使わない人は一生使うことはないだろうペダルですね。
ペダルの踏み込みを上げ下げすることでアーミングのような使い方も可能です。
ワーミーモードではハイの音では2オクターブ、1オクターブ、5度、4度 ローの音は2度、4度、5度、1オクターブ、2オクターブ、DIVEBOMB(限りなく底の音)から選べます。
ハーモニーモードは2度~1オクターブまでのハイとローの音にハモりを加えることが可能です。
踏み込んだらローにハモりを、戻したらハイにハモりが加わるややこしい設定もありますね笑 ほんの少しだけピッチをずらした音を原音に加え、美しい響きを得られるDETUNEモードもあります。
SHALLOW(浅く)とDEEP(深く)の2モードが選べます。
それとシングル・ノートとコード・シフトを切り替えるクラシック/コード・スイッチも搭載されています。
重量が1.4kgほどあり、滅茶苦茶重たい。
その上、電力も滅茶苦茶食います。
1300mAはDCアダプター運用じゃないとちょっと厳しいですね笑 MIDIも搭載してるので結構多機能。 ボードに搭載させるときはご注意を。
エフェクターの音作りについて
ワーミーでしか味わえない独特のエフェクト音がかけられるピッチシフターペダルです。
レビューしといてなんですが、なんとも表現できないワーミーならではの音。
エフェクトをかけると音痩せは間違いなくしてしまうのですが、それが味になってワーミーの音になってしまうっていうか、そういうペダルです。
ワーミーモードについて
ワーミーモードで音程を切り替えると原音とは異なったワーミー特有のエフェクトがかかって音程が切り替わります。
純粋にキーを変えただけではこうはならんやろっていうような何とも言えない特有のサウンド笑
スイッチをONにしただけで若干音が痩せます。踏み込んでエフェクトを強くかけると更にそれが強くなりますね。
それがワーミーのいい所でもあり悪い所でもある、そんな感じでしょうか。
DIVEBOMBは底に行き過ぎてゴゴゴゴゴゴってなるだけです。遊び心満載。
ハーモニーモードについて
ハーモニーモードでも原音をそのままハモらせた音ではなく、ワーミーの音になったものをハモらせてきます。
原音忠実なものが欲しい人には向かないですね。ワーミーの音を愛せる人はこれ以外ありえない、みたいなサウンド。
もちろん、エフェクトをかけると気持ち音痩せします。
DETUNEモードについて
浅くかけるとコーラスエフェクトのようなサウンド、深くかけるとフェイザーくらいまで強く揺れたようなサウンドになります。
これまた既製品のコーラス・フェイザーペダルとはまた違った独特なサウンド。
総評
ワーミーでしか味わえない独特のエフェクト音がかけられるピッチシフターペダルです。
原音重視なピッチシフターがいい人はわざわざワーミーを使わなくていいと思うんですが、ワーミーの音じゃないとダメだ!って人は一生これを使うことになる、そういったエフェクターです。
音痩せがとにかく気になるんですが、それでないとこうはならないワーミー独特なサウンドが特徴的ですね。
やっぱりペダルの踏み込み方でそれに合わせて音が変化していくのがワーミーの楽しいところですよね。
ただのピッチシフターとしての使い方だけでなく、ぶっ飛んだ飛び道具的な使い方も可能ですし、アームのついてないギターでもアーミングをかましているかのようなサウンドを作り出すことも可能です。
様々なサウンドに表現の幅を広げた革命的なエフェクターだと思います。
癖の塊の固めたようなペダルですね笑
不要な人は一生使うことはないだろうと思いますし、使う人は常にこれがボードに収まっているような状況ではないでしょうか。変えが効かないオンリーワンなペダルですもんね。
現在は第5世代まで出ています。5世代目はトゥルーバイパスになっているので音痩せが多少改善されているかも?