【ボード小型化の救世主】BOSS MS-3 Multi Effects Switcher レビュー

BOSS(ボス)ms-3 マルチエフェクトスイッチャーのレビューします。

マルチエフェクターの機能+スイッチャーの機能を足し合わせた革命的なアイテムです。

サイズも 275(幅)×97(奥行)×68(高さ)mmなのでさほど大きくないです。ボードに組み込みやすいかと思います。

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特徴

マルチエフェクターを使いつつ、どうしても拘るのあるエフェクターの音色が欲しい時はそれを使って音作りしていくことが基本となります。

50バンク搭載、1バンクにつき4パッチ登録できるので合計200個音色が登録できます。

マルチエフェクターの機能は一通り使えます。歪み、空間系、ワウ、ボリュームペダル、ブースター、ノイズフィルターその他もろもろなんでも入っています。

おまけにチューナー機能も入っているのでとても便利ですね。

ワウ、ボリュームペダルを使う場合は別売りのエクスプレッションペダルを買えば良いです。

外部エフェクターを使う場合はループが3つあるのでここに刺してあげれば良いです。もちろん、マルチエフェクターと外部のエフェクター組み合わせたものをパッチに登録して一発で呼び出してあげることも可能です。

MIDI端子も搭載されていますので、MIDI機能のあるエフェクターやアンプも使えますね。USB端子もあるのでPCと接続してPC側で内部エフェクターの設定も可能です。

USBケーブルは別売なので買ってください。A-BタイプのUSBケーブルです。

エフェクター側でも内部の設定はできるのですが、画面が見にくいのと操作性がちょっと厄介なのでいつもPC側で設定しています。

エフェクターの並び替えも内部のセッティングで問題なくできます。しかし、ループの順番は入れ替えられないので注意が必要です。これが結構曲者なんですよね。ループ1の歪み、ループ2にディレイを置いてマルチエフェクターのブースター使ってソロの音を作りたい時、どうしてもループ1と2の間にブースターが突っ込められなくなるのでディレイかかった後にブーストかかっちゃうんですよ。空間系のコンパクトエフェクターをループに導入するときは注意が必要ですね。3ループとも歪みやブースターで埋めちゃう場合はそんなに気にならないかなと思います。

次にPCで設定するときの画面です。

パッチの名前もつけれますし、テンポのメモだってかけます。アルファベットしか使えないのがちょっと不便です。こちらはアナログディレイの設定を開いていますが、ディレイタイム、フィードバック、レベル等が全て数字で表記されるのでとてもセッティングしやすいですね。他のエフェクターも全部数字で可視化されるのでつまみの感覚で音作りしなければならないみたいなこともないです。デジタルエフェクターの特権ですね。

カレントナンバー(画面内のCURNUMの欄)機能がとても便利です。例えば今5バンクの3パッチ目をオンにしているのですが、もう一度3パッチ目のスイッチを踏むとFX1(ここではオートワウにしてます)だけをオフにするというセッティングを行っています(逆にオフをオンにもできます)。基本同じ音色だけど、1つのエフェクトをオンにしたいだけなのに別のパッチ埋めてしまうのが勿体ないなぁっていうときにこれを使うと非常に便利です。ですので実質1バンクにつき8パッチ分音色が作れます。

PC内にパッチを保存しておくことも可能です。私は作った音をPCで全て管理しています。ライブ前にここからセトリ順にエフェクターに登録させていって現場に持っていきます。バンドを掛け持ちしている人には特にありがたい機能ですね。

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エフェクターの音作りについて

1.歪みエフェクターについて

歪みはOD、TS系、ビッグマフ系、メタルゾーン等搭載されていますが、どれもメインの歪みで使おうとは思えないクオリティです。ノイズが強く、音抜けもそんなによくないですね。お好きな歪みのコンパクトエフェクターを繋げて音作りするのが無難だと思います。

2.ブースターについて

こちらはまだ悪くないかなといったイメージです。クリーンブースターはそれなりに使えます。

3.空間系について

空間系はかなり使えます。BOSSのコンパクトエフェクターのような感覚で使えます。普段からBOSSの空間系で音作りしている人はそんなに抵抗はないと思います。BOSSの空間系が苦手な人はそもそもこのマルチエフェクターを導入することがまずい気もしますが・・・・。

4.その他音色について

ワウ、ボリュームペダルはエクスプレッションペダルを導入して使ってあげれば何の問題もないですね。癖のあるかかり方もないです。コンプやピッチシフター等もありますが、私はそもそも使うことがないので何とも言えないです。

5.音質について

ループをONにするとノイズが発生します。ギターのボリュームを0にし、ループにエフェクターを繋がずにデフォルトのまま、アンプのボリュームを上げてループ1,2,3をそれぞれONにしてチェックを行いましたが、どのループにおいてもノイズが乗ってしまいます。ループを使わずにクリーンの状態ですとノイズレスです。

ループにオーバードライブ、ディストーション等に歪みエフェクターを使うとちょっと無視することが出来ないノイズです。ただ、ループのすぐ後ろにMS-3に搭載されているノイズサプレッサーを使用すると気にならないレベルまでノイズをカットできます。工場出荷時のデフォルト設定でループオフ時と同じレベルのノイズ量になります。

初期設定のループが使用されているバンクにはノイズサプレッサーもONになっています。メーカーもこの事を分かっていて意図的にしているとしか思えないですよね笑

総評

とてもおすすめできるアイテムだと思います。私の中では革命的でした。空間系を多種多様するスタイルでしたので馬鹿でかいボードで複雑なシステムを組んでましたがこちらでシステムの簡略化、ボードの小型化が実現できました。

例として私のボードなのですが、ループ1にメインの歪み、ループ2にサブの歪み3つ、ループ3にブースター、ループ外で踏みっぱなし用のリバーブを置いています。歪み関連とリバーブはコンパクトエフェクターで音を作りたかったのでこのようにしました。他の音色は全てMS-3で作っています。

やたらと直列繋ぎすることもなく、エフェクターの数も減らすことができたので音痩せも減りました。どうしてもボードが大型になるとスイッチャーを導入しようがバッファーを導入しようが音痩せしていきますしね。エフェクターの数は必要最小限が一番です。

ループの数を増やしたMS-3とか発売されればなお使いやすそうですね。

ボスのエフェクターに抵抗のない方はMS-3を導入して1つにまとめてみてはいかがでしょうか。

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