SHURE(シュアー) KSM8をレビューします。ダイナミックマイクのフラグシップモデルですね。
商品の詳細
SHURE(シュアー) KSM8です。
ダイナミックマイクのフラグシップモデルですね。
主にボーカルマイクとして使われます。
ダイナミックマイクとしては珍しいデュアルダイアフラムを採用されています。
ハンドリングノイズを大幅に抑えるショックマウントを装備。
耐水性と耐久性も優れているので、ライブやスタジオでの現場使用にうってつけです。
マイクの指向性
公式の説明書より
正面の音を拾う比較的スタンダードな指向性かと思います。 変な癖もないので特に特記することもないですね。
マイクの周波数特性
公式の説明書より
最低再生周波数帯域: 40 Hz/最大再生周波数帯域: 16 KHzです。
2k~9kの中高域が若干上がっている感じですね。ほぼフラット。
その他のスペック
・感度 (dBV/Pa): -51.5 dBV/Pa
・感度 (mV/Pa): 1.85 mV/Pa
・質量: 330 g
・出力インピーダンス:300Ω
・付属アクセサリー:マイクポーチ(AK8C)、マイクホルダー(A25E)
マイクの使用感について
解像度も抜群で明瞭、歌詞もくっきり聴こえてきて歌っていて気持ちの良いマイクです。
低域から高域まできっちりバランスよく出力してくれる印象です。
女性Voでも男性Voでも問題なく使えそうですね。
ボーカルが籠ったりとかモコモコしたりとかは一切感じられないです。SM58には戻れません。
歪んだガンガンにうるさいギターを鳴らしたバンド形態での使用でしたが、ボーカルが埋もれることなく、抜群の存在感を主張してくれました。
出力もしっかり出てくれましたし、何歌ってるか分からないみたいな状況にもならず、安定感がありました。
原音をそのままロスすることなく出力してくれるようなイメージですかね。
非常にスッキリしています。
レコーディングやボーカル以外の音を録るにはコンデンサーマイクのようなもっと相応しいものがあるかと思いますが、小中規模のライブハウスではこれで十分ですね。
総評
解像度も抜群で明瞭、特に癖もなく、どの帯域も安定して出力してくれるボーカル用マイクです。
誰が使っても良いって言えるボーカル用マイクかと思います。
人によってわざわざマイクを変更しなくてもいいので、汎用性が高いマイクですね。
とりあえずこれ使っとけばまあ無難。
流石高いだけあって良いですね。
ライブハウスで歌う程度の規模であればこのマイクで十分じゃないかなと思います。
個人の趣味程度で使うにはなかなか手の出しづらい価格帯ですが、頻繁にライブをするような人には買っておいて損はないかなと思います。
安くないお金を払ってくれたお客さんに歌を聴いてもらうわけですから、このくらいの投資は勿体なくないですよね。
バンドの音に埋もれてボーカルの声が聞こえてこない・・・・みたいな状況はやっぱり避けたいですから。
バンドはやっぱりボーカルの存在感があってこそです。
それでもギター買うよりは圧倒的に安い。高いエフェクター1個買うならまずマイク買っとけ!とは思います。